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2003年12月19日 (金曜日)

短波無線は太陽活動次第

私のココログを予想以上に多数の方がご覧になっているようで、アマチュア無線を知らない方も多いと思います。そこで、あまり語られないアマチュア無線の「楽しみ」をご紹介しようと思いました。
なお、数日前から風邪を引いてしまい、重要な会議などがあったため無理して出社したのですが、本日はお休みをいただいて、一日寝ていましたが全然良くならない。
でも二日も間を開けるのはマズイ・・・と書いている次第です。

アマチュア無線は「無線」ということで、電波を使って相手の人と交信、つまりお話するものです。よく初対面の人と話せるねぇ・・・といわれますが、まぁ、同好の士、同じ趣味の人としか出会いませんから、共通の話題には困りません。
でもね、僕もスキーをしますが、スキー場でかわいい女の子には話しかけたりしますけど、普通は話しかけませんねぇ。つまり、アマチュア無線は「初対面の人とお話する趣味」とも言えるかもしれません。
そんなこと考えたことありませんが、暗黙の了解として存在するように思います。

でもそれだけではありません。
実は、私がアマチュア無線で使っている短波は、太陽活動の影響を受けて日々刻々と状態が変化する特性があります。まぁ、カッコよくいえば「大自然を相手にしたスポーツ」と言えなくもありません。
ですから、世界中とお話できる・・・というのはウソではありませんが、お日様のご機嫌を伺いながら、ご機嫌の良いときにチョコチョコ遊んでいる・・・のが正解だと思います。

太陽活動は11年周期で活発化することが過去の観測からわかっています。最近の活動ピークは2001年ごろでしょうか?現在はなだからに活動が鎮静化しつつある状態でこれから5-6年は、あんまり面白くない・・・状態が続きます。
でも、それは平均の話で、つい先日も長野でオーロラが観測されるような「観測史上最大の太陽フレア」が発生しました。
こんなの一生に一回も無い現象で、爆発時に輻射される強力なX線で、人工衛星がいくつか壊れた(笑)ほど凄い爆発でした。
臆病な私は爆発したX線が地球に降り注いだ日は外出しませんでした。ハイ。

なんで太陽と短波が関係あるのか?といえば、それは電波が伝わっていく(伝搬という)メカニズムに原因があります。通常短波の電波は空間を伝搬していきますが、正確には地球と地球の周りにみかんの皮のように存在する電離層という電波を反射する層で反射し合って伝わっていくのです。
そうですね。何回も何回も地面-電離層-地面-電離層-地面・・・・・って感じです。当然ですが、何回も反射すればするほど電波は弱くなります。
ですから、基本的に「遠くは信号が弱い」「近くは信号が強い」という原則が成り立ちます。でもね、ここで地球をよく観察すると、陸地は1/3程度で、あとは海面なんですよ。陸地よりも海面の方が電波をよく反射します。したがって海を超えていく電波は、陸を超えていく電波より強い・・・ということなんです。
また、太陽は一つですから、地球全体から同時に太陽が見える・・・ということはあり得ません。日本が昼間なら、ヨーロッパやアメリカは夜です。
で、電離層ってヤツは複数あって、中には夜になると活発化して強力に電波を跳ね返すけど、昼間はカラキシ・・・ってヤツもいるんですね。
それに、電離層は地磁気の影響も受けますので、高緯度地域と低緯度地域ではまた活動が違う・・・・というまさに複雑怪奇なシロモノなんです。
地磁気というは普段意識しませんが、実は地球に生命が存在するために地磁気は非常に重要なんです。地磁気は太陽からの有害な宇宙線から地球を守ってくれるのです。いわば天然の宇宙服みたいなモンです。

そんなわけで、私は毎日のようにココのサイトで太陽活動の状況を見ているわけです。
また、こんなサイトもあります。アニメーションは必見です。24時間で太陽の影響を受けて電離層が変化する様子がよく分かります。

結局、日本から短波での交信が難しいところ(伝搬上)は、米国東海岸~アイスランドあたり・・・なんです。一番距離が遠い南米は「対称点」と言って、実は伝搬が安定しており、簡単に交信することができます。
もちろん、これは伝搬上であって、相手がいないことには交信できませんから、絶対的に人口が少ない「南極大陸」とか「グリーンランド」は交信はかなり難しいですね。
これは日本からの場合ですが、米国からだと東南アジア~インドあたりが難関、ヨーロッパからだと太平洋の島々は難関になります。東南アジアも太平洋の島々も日本からなら割りと簡単に交信できますけどね。

ちなみに短波とは 1.8メガヘルツ(Mhz)~30Mhzまでをいいます。ですから、毎晩のように海外からの短波放送が聞こえる・・・というのは、実は放送局側のとてつもない努力の結晶なんです。
あんな設備があったら、アマチュア無線も「世界が変わる」と思います。で、目指せ「放送局の設備」となって、大きなアンテナやタワーを立てたりして・・・・ハマッていくんですね。これが・・・。
つまり、デカイだけのことは「絶対にある」ということなんですよ。僕が田舎住まいだったら、トンデモナイことになってますよ・・・きっと。
でも、やはり「いつかはきっと・・・・」なんですね。(笑)
バカにつける薬はない・・・とは名言です。

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