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2004年3月17日 (水曜日)

同軸モノポールアンテナの実験2

先日から悩んでいる同軸モノポールアンテナですが、悩んでいても仕方なので、思い切って送信実験を行いました。簡単に言えば無線機にSG-239を繋いで送信し、オートチューンできるか?を実験しただけです。
言うのも簡単ですが、実験も簡単に。

今回も室内実験です。アンテナは50Mhzの1/2λとして製作したものをSG-239へ接続。CQ誌の通りに芯線はコールド側へ、アミ線はホット側へ接続。
3.5メガから実験開始。ストンとチューンが取れました。100Wを1分程度入れましたが、変化ナシ。7-10-14-18-21-24-28も全部OKです。これは結構イイ感じ。

SG-239は1.8~30メガ用なんですが、1.9メガではSWR2.8という結果になりました。まぁ、全長1.9mですからSWR2.8とい結果には満足です。
これで同軸モノボールが本来の3.5メガ用27m程度であれば、恐らく1.9メガ用としても使える目処が立ちました。
最後は鬼門である電圧給電になる50メガです。SG-239の規格外の周波数ですからチューンが取れなくて当たり前なんですが・・・・・すんなりチューンできました。
こちらも100Wで1分程度テストしてみましたが、特に焦げ臭い匂いもせず、放電のパチパチ音もナシ。
良かったァ~~。
以下にSG-239のスペックをSGCのページより抜粋

SG-239 Specifications
HF Frequency Range: 1.8-30 MHz
Power Input Range: 1.5-200 watts (PEP)
Or CW duty cycle 40%
Input Impedance Range: .2-5000 ohms
VSWR: (Typical) Typically less than 2:1
DC Input Requirement: +13.8 VDC (nominal)
DC Operating Range: +10 to 18.5 VDC
Input Current: Average: 230 milliamps
Random set time: Typical: less than 2 seconds
Recurrent set time: Typical: less than 10 milliseconds
Antenna Length: Minimum length of 9 ft. - 7 to 30 MHz @ 100W
Minimum length of 40 ft. - 3 to 30 MHz @ 200W
Minimum length of 100 ft. - 1.8-30 MHz @ 100W

ということで1.9mは約6ftだから短すぎ(最低でも9ft必要)だし、50Mhzは対象外ですが、チューン取れました。もちろん、SG-239には無理がかかっていると思います。
これはあくまで実験結果であって、50メガや1.9mの同軸モノポールを接続して運用して、SG-239が壊れても当局は責任持ちませんよ。
でも十分に長い同軸モノポールアンテナ+ATUでローバンドにQRVできそうな好感触♡

次の実験は、実際に1/2λと1/4λを切り換えて試験するつもり。モービルで移動して、モービルに設置してあるAH-4に1.9mの同軸モノポールアンテナを接続して50メガでオンエア、モノポール状態と、単純に1.9mのLW状態とを比較してみる・・・ってものです。
同軸モノポールはタイヤペースで立たせた釣り竿に沿わせて固定って感じです。1/4λ時のアースは車体ですが、目下HF帯にAH-4+自作のホイップでQRVしていて、アースに問題は感じませんし、波長もHF比較して短いですから自動車の車体は十分なアースになるので、実験条件としては良好ではないかと思います。

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