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2004年3月25日 (木曜日)

同軸モノポールアンテナの実験3

同軸モノポールアンテナの実験2で予告した実験を週末にやってみました。ただし、時間が無かったので受信実験のみです。受信は固定で無線機にダミーロードを繋いで、近くのモービルで受信する方法で行いましたので、実際のQSOの再現にはなっていません。
したがって、参考値としてとらえています。

周波数は50メガ、先日の室内実験の同軸モノポールアンテナをそのまま使いました。タイヤペースを使って立てたグラスファイバーポールにセロテープで同軸を留めてみました。

結果は・・・・

約1.9mの同軸のアミ線部分のみを使用して、AH-4に接続し、コールド側は車体アースとした場合、S8で受信できました。
1/2λの同軸モノポールアンテナとして、AH-4にアミ線をホット、芯線をコールド側に接続して動作させた場合はS7で受信できました。
もちろん、送信は安定した出力ですから、アンテナ以外の要素では変動要素はありません。
今回の実験結果では、良好なアースが取れる場合は単純なロングワイヤー系としての動作が、同軸モノポールとしての動作よりも優れている・・・という結果になりました。

この結果を考察してみました。

言うまでもなく、アミ線のみをAH-4に接続した状態はコールド側は自動車の車体です。一応普通自動車なので、サイズは大きめで、50メガの波長に対してはかなり大きいので、相当良好な接地とし動作していると想像されます。
それに比較して、同軸モノポールアンテナとしての動作時は、同軸の芯線のみがコールドに接続されるため、十分な接地が確保されているとは言い難い状態です。
単純にラジアル一本のGPと金属版をラジアルの状態で比較してもいいかもしれません。

つまり、6mの実験では不十分で、ローバンドで実験しないと本当のところは分からない・・・という情けない結果でした。
ローバンドでは良好な接地を得ることが難しいですから、LWは不十分な接地で動作することになります。それに対して同軸モノポールでは「ソコソコ」のコールドエレメント動作が期待できる・・・という気がします。
エレメントの長さに注目して実験を始めましたが、実はエレメントの長さではなく、ソコソコの長さのコールドエレメントが容易に架設できる・・・というのが同軸モノポールアンテナの特徴かもしれません。

ちょっと視点を変えて実験を継続してみようと思っています。
しかし、注文した1.5D-2Vが届かない。どうしたんだ○×電線さん??

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