IC-7800 新ファームは9月
JA7UDE局のホームページの情報によれば、IC-7800の新ファームウェアは9月頃にリリースされるとICOMから連絡があったとのことです。
ICOMのホームページからファームウェアをダウンロードする形のようですが、現在のIC-7800をセンドパックしてファームウェアをユーザーが変更できるよに改造する(無償)必要があるようです。きっと、当初考えていた手法が何らかの理由で変更になったのでしょうね・・・。
DSP処理の無線機は、処理プログラム(ファームウェア)の変更により、かなり無線機の性能を変えることができます。IC-7800やIC-756Pro2、IC-7400は、IF処理をDSPで行っていますので、ファームウェアの変更で別物無線機にしてしまうこともできます。
初期のIC-756Proには、ファームウェアが複数版存在するようですが、最初と最後ではノイズリダクションをはじめ、かなりの変更点があります。
もし初期タイプのIC-756Proを愛用されている方は、一度ICOMにファームウェアのアップデートを相談してみると良いと思います。(有償で対応していただけます)
IC-756Pro2もファームウェアで色々な機能を追加できるハズなんですが、DSP回りは756Proから変わっていないようですし、どうも内蔵のメモリーが一杯の状態らしく、機能追加をしようにも、空きエリアが無い・・・状態のように推測しています。
IC-7800では、DSPもPro2に比較して処理能力がとても高いものになっていて、それを4チップも搭載と、かなり余裕を持った設計になっているようですので、メモリも相当強化されているハズです。これからも新機能がどんどん追加されていくのではないでしょうか?
LAN端子の仕様は現在も不明ですが、間違いなく仕様追加になります。
CQ誌6月号でICOMの技術者の方が回路設計に触れて「基本性能の向上」にずいぶんと注力されているように読み取れましたが、恐らくIC-7800はハードウェアとしては基本機能をしっかりとして、信号処理はDSPで行うという方針なのでしょう。余分な信号処理回路(ハード的な)が全くありませんからね。
また、逆にCQ誌ではフォームウェアの部分にはあまり触れていないことから、ICOMもIC-7800の独自機能部分は開発中ということなのかな?と思っています。
IC-7800は、そのような意味では買った後も機能が追加されていく無線機と言えますし、Ten-Tecがユーザーオープン指向で高い評価を得ている以上、ICOMも今後はそのような方向性も考慮すると思います。
IC-7800は米軍への採用も決まったようですが、ファームウェアも米軍仕様のバージョンが生産されのではないか?と想像しています。
できれば、アマチュア仕様とミリタリー仕様の違いを知りたいですね・・・・。ちょっと前まではSignal Oneが780やpro2ベースでMARS向けのMILスベック改造機を販売していましたが、いつのまにかホームページも消えてしまいました。
7800のSignal Oneモデル・・・見てみたかったなぁ・・・。
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