MMVARIのウォーターフォール
頻繁にバージョンアップされるMMVARIですが%WaterNoiseというコマンドが追加されています。僕もいつ追加されたのか覚えていませんが、0.28頃ではないかと思います。
実はこのマクロ、ウォーターフォール画面の表示にとても大きな影響があります。マクロコマンドが追加された時に従来の値が変更になり、少し高めになっているようです。
この%WaterNoiseについては詳しい説明がありませんが、ウォーターフォール画面のスレッシュホールドを指定するコマンドです。
<%WaterNoise=30,65>のように、低い方(30)と高い方(65)両方を指定するわけですが、低い方がデフォルトだと少し高く(45)指定されていてこんな感じです。
スレッシュホールドは、信号があった時にウォーターフォール上に信号として表示するか、否かの判別点のことですから、低い方を高くすると微弱な信号はウォーターフォール上には「信号として存在しない」ことになり、音は聞こえるけどウォーターフォールには表示されない・・・ということになります。
もちろん、スレシュホールドの低い方の値を下げると、微弱な信号でもウォーターフォール上に信号として表示されますが、ノイズも表示されることになります。
逆にスレシュホールドの低い方の値をあげると、ノイズは表示されないが、微弱な信号も表示されない・・・ということになります。
このあたりは個人の好みで、ローバンドで国内QSO専門の場合は高めに、ハイバンドでDXを狙うのであれば低めに設定すると良い結果になります。
デフォルトの状態ではノイズリダクションを使わない場合や、ノイズレベルが高めの場合には具合がいいのですが、ノイズリダクションをONの状態や、ノイズが少ない場合は少しレベルが高く、微弱な信号がウォーターフォール上で表示されない場合があります。
因みに僕が色々試した結果では、ハイバンドのDX中心の運用では<%WaterNoise=30,65>あたりが良い具合ではないかと思います。
因みに、この状態でのウォーターフォールの設定はこんな感じです。
マクロボタンに高感度として<%WaterNoise=30,65>を、低感度として<%WaterNoise=45,65>(デフォルト値)の二つを登録しておき、信号やバンドによって切り換えるととても便利です。
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