ノイズレベルの測定
無線機はアンテナを接続しない状態は基本的に何も聞こえません。高級機ほどシールドがしっかりしていて、安い無線機ほどアンテナを繋がなくても近隣の信号は受信できます。
MMVARIで遊んでいるうちに %WaterNoiseというマクロでウォーターフォール画面のノイズレベルを決めることがわかりましたが、このマクロでノイズレベルを計測することもできます。
ウォーターフォール画面はディォルトで<%WaterNoise=45,65>になっています。このあたりが使いやすいのですが、下限が45dbではそれ以下のノイズレベルを検出できません。
そこで<%WaterNoise=10,95>に変更してレンジを広げて、色々と試すことにしました。
計測用として適当なマクロボタンに
#macro <%Menu=Mode, Peak S/N, Ave. S/N, WaterNoise, UTC, Local, -, Stop>
#if ValMenu == 1
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%MODE>>>
#elseif ValMenu == 2
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%PeakLevel>dB>>
#elseif ValMenu == 3
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%AverageLevel>dB>>
#elseif ValMenu == 4
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%WaterNoise>dB>>
#elseif ValMenu == 5
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%UTIME>z>>
#elseif ValMenu == 6
#macro <%OnTimer=<%WaterMsg=4,<%LTIME>>>
#elseif ValMenu == 7
#macro <%OnTimer=>
#endif
というマクロを登録します。これはMMVARIの説明書のサンプルマクロそのものです。登録後マクロボタンからメニューにでてくるWaternoiseを選択すると、その時点でのノイズレベルが表示されます。
サウンドカードと無線機を接続して、無線機の電源を入れない状態では10db(設定下限値)となります。10dbでない場合は無線とサウンドカードの接続ケーブルやサウンドカード自体を疑った方が良いと思います。
無線機の電源を入れて、アンテナとしてダミーロードを接続した状態では31dbとなりました。
確かにダミーロードを接続してボリュームをあげると「無音」ではなく「サー」というホワイトノイズが無線機から聞こえてきます。
「これが31dbかぁ・・・」と初めて数字がノイズレベルを掴むことができました。無線機を変えない限り、これ以下にはなりませんね。
もちろん、ノイズリダクションとノイズブランカーは入れた状態で計っていますので、びっくりしないように。
次に実際にアンテナを接続して実際の運用状態で調べてみると、静かな24.920では38dbでした。おっ、いい数字ですね。6dbノイズが増えているだけです。もちろん、この状態はプリアンプは入れていません。
プリアンブ1を入れると50dbになります。
今はちょっとノイジーな環境ですが、深夜には42db程度まで下がります。こうやって、色々なバンドを調べていくと、ノイズレベルの高いバンドや低いばんど、ノイズの強さが良くわかります。
いままではSメーターやオーディオソフトで計っていましたが、MMVARIのWaterNoiseを使うのが一番簡便で、正確に測定できそうです。
無線機のセットノイズのレベルを比較することも簡単ですね。絶対値評価は難しいですが、相対評価ならノートPC一台でできちゃいます。
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