インバーテッドVの改善
僕のところは3.5/7/10がインバーテッドV、14-28がHF-5Bというアンテナ構成なんですが、先日の台風でインバーテッドVが断線したのはご存じの通り。
このインバーテッドVは3.5と7がリニアローディング(7)+ローディングコイル(3.5)で、10メガのエレメントは別にフルサイズで同じ給電点に繋いでいる構成です。全長14m程度の長さです。
ハイバンド用のアンテナマストは5.5m程度で、インバーテッドVの給電点は5m程度です。給電点から屋根の端に向けてエレメントを引き下ろしているのですが、南側がどうしても長さが取れず、3.5メガのローディングコイルから先は「くの字」型に折り曲げています。
また、北側は60度程度で引き下ろしていますが、南側は長さが取れないこともあって、45度程度で引き下ろしています。
修理の時に給電点の配線を変えて、従来は「くの字」のエレメントをホット側(同軸の芯線)に接続していたのをコールドへ変更し、従来のコールド側のエレメントをホット側へ変更しました。
「くの字」の影響は3.5メガでは結構でていたようで、今回のエレメント入れ換え(?)で、3.5メガのノイズがずいぶんと減りました。
これには驚きました。「くの字」の折り曲げ部分は屋根上1.5m程度の部分を2m程度水平にしているのですが、今回ホット側にしたエレメントは真っ直ぐナナメに引き下ろしています。
これだけでノイズが減るのですね。
今日は空電ノイズがありますが、明らかに以前よりも耳が改善されています。3.5メガは全然飛ばなかったのですが、これで少しは改善されるのではないかと思っています。
7メガも3.5メガ程ではありませんが、以前よりもDXが良く聞こえるようになりました。恐らく引き下ろしの角度が緩くなって、水平DPに近づいたことと、エレメントの終端の高さがあがったこと(南側は屋根上1.5m、北側は屋根上2.5m) が原因ではないかと思います。
ご存じの方も多いと思いますが、インバーテッドVで左右のエレメントの引き下ろし角度が違う場合、ホット側を引き下ろし角度が緩い方にした方がいいみたいです。
シビアな条件で設置しているアンテナは、ちょっとしたことで大きく変化するみたいですね。
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