IC-7800の受信周波数特性
次にIC-7800のAF出力で同じように測ってみたのがコレです。
50Hz以下で減衰しているのは僕が無線機とサウンドカードの間に入れているアイソレーション用トランスが原因かもしれません。レベル差がありますが、アナログでもデジタルでも大変フラットな周波数特性なのが判ります。同じ条件で測った次のIC756Pro2(当然ながらアナログAF出力)と比較するとフラットという意味が良く判ります。
こちちは300-2KHzが盛り上がっています。オーディオ再生装置という点ではIC7800の方が優秀ですが、了解度重視というDXマシンとしてはIC756Pro2に軍配があがるかも知れません。もっとも了解度についてはスピーカーやヘッドホンの再生周波数特性の方がファクターとしては大きいと思いますが、なんとなくICOMのコンセプトが伝わってくるような結果です。
じゃぁIC7800のDSPをソフトに設定したらどうなるのか?ということで、光出力だけ測ってみると
見事に肩の部分が落ちて真ん中辺りが盛り上がっています。おっ、これはDX向き・・・ということで、ICOMさんのお勧めしている通り、微弱なSSB信号を受信する時はDSPの特性設定をソフトに設定すると良いですね・・・。でもこの切り換えはメニューでしかできない。それに3パターンメモリーできるフィルター設定は、それぞれの設定にソフトとシャープは設定できず、全てソフトorシャープになってしまう・・・。
ICOMさん、ぜひ、フィルター設定毎にDSPシェイプも設定できるようにしてください。帯域幅、パスバンド、ルーフィングフィルター幅、センター周波数など他は全部設定できるのですから。
それとIC7800でワッチしていると、皆さん結構低音がでているように聞こえるのですが、その理由の一つにモニターしている機材の周波数特性もあるように・・・感じます。IC7800には受信部が2台あるから、送信時にもう一台の受信機をミュートしないで自分の送信電波を受信できるモードがあるといいですねぇ。
※測定にはPCに搭載したサウンドカード(DALのCardDeluxe)とソフト(WaveSpectra)を使っています。測定器ではありませんので、測定結果が実際とは異なっている可能性があります。
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それとIC7800でワッチしていると、皆さん結構低音がでているように聞こえるのですが、その理由の一つにモニターしている機材の周波数特性もあるように・・・感じます。IC7800には受信部が2台あるから、送信時にもう一台の受信機をミュートしないで自分の送信電波を受信できるモードがあるといいですねぇ。
投稿: louis vuitton | 2010年10月18日 (月曜日) 11時17分