« A6/ON5NT 14/RTTY | トップページ | ココログに新機能追加 »

2005年4月23日 (土曜日)

IC-7800の送信音質調整

機材を揃えて色々と設定を試していますが、こんな感じもありかな?というところで、実際にモニターして計測した結果を記録しておきます。

設定って記録しておかないと復元するのが大変で、その昔、プログレにハマッた頃にmoogのシンセ(アナログ)で「おっ!!」って音を作って二度と同じ音を出せなかったことを思い出しました。悔しかったなぁ・・・。ji1ani20050423

グラフの赤線は受信音声のピーク値で、青線は受信ノイズレベルです。300-700hzはマルチバンドコンプレッションの方で少しレベルをあげました。2.4khzフィルター(300-2700hz)で受信しても低域が残るように考慮したつもりです。IC-756Pro2は中域が少し盛り上がる受信周波数特性なので、この結果は少し中域が強調されていることになります。実際は受信する無線機が色々なので、あまり厳密に考えても意味がありませんね。

Quantum2のマルチバンドコンプレッションに無線には不要な音声周波数を入れないためにi7600のBPFは50hz-3.55khzで設定して、グライコでも同じようにカットしていますが、スッキリさせるために1.25khz(0.5db)-3.15khz(6db)で設定しています。

パライコなら中心周波数を上限の2900hzに設定してQ0.5位で+4dbって感じでしょうか?もう少し絞った方が自然かなぁ・・って感じ。ボーカル用ダイナミックマイクの特性に近づけたつもりです。

7600-20050423

音色についてはマルチバンドコンプレッションの設定も含めて今後の課題です。クロスオーバー周波数の設定も無線用に考えると帯域が狭いので難しい。せっかくの4バンドなんですから全バンド使いたいじゃないですか(貧乏性だなぁ)。

結果を見ると55hzあたりから出ているようです。ローカット周波数はマイクアンプのローカット周波数でも設定できますので125hz辺りでカットしても減衰のスカート特性もあっていい感じです。VoiceMasterProは声の加工に特化したマイクプリなので、良く考えられているように感じます。特に音色を決めるビンテージハーモニクス(倍音コントロール)とチュープサウンドを組み合わせると音色が相当変わります。DSP変調をPSN変調の「ような」感じにもできますし、温かみを持たせることもできます。

今回の機材で目立たないけど縁の下の力持ち的に忘れてならないのがM300です。リバーブやディレイなどができるマルチエフェクターですが、コンプレッサーもイケてます。今回使っているのはリバーブのリビングルーム設定のみですが、微かに入れています。これが音の強弱に合わせて絶妙にリバーブしてくれます。

特にダイナミックマイクとの組み合わせると絶大な威力を発揮します。オンマイク状態でもオフマイク状態のようにしてくれて、深夜に大きな声を出せない場合でも専用シャックで余裕でお話している「ように」エフェクトしてくれます。簡単に言えば「こもった感じ」が「広々とした感じ」になります。リバーブとコンプレッサーが同時に利用できるので、ダイナミックマイクの場合はマイクプリと無線機の間に入れると良い結果が期待できます。コンプレッサーは歪みが少ないのが印象的です。

なお、設定によっては「ロングパス」のエコー状態や、飛行機が飛んでる「マルチパス」状態も作れます。使い道ないけど・・(笑)。ときどき深夜に「バカ」バカ バカ バカ・・・バカバカバカバカなんてやって遊んでいます(送信してないッスよ)。

送信 IC-7800 100hz-2900hz S/P DIF入力 ダミーロード送信

受信 IC-756Pro2 3000hz ミニアンテナ

マイク Rode NT-3

機材 VoiceMasterPro-Quantum2-i7600-M300-CardDeluxe光出力

|

« A6/ON5NT 14/RTTY | トップページ | ココログに新機能追加 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: IC-7800の送信音質調整:

« A6/ON5NT 14/RTTY | トップページ | ココログに新機能追加 »