DX向けの音づくり
「IC-7800の送信音質調整」の送信周波数特性図と比較してみてください。
ピーク値がポイントです。両方とも一定の時間音声を送信して、そのピーク値を記録しています。今回の設定の方がピーク値が揃っていることが判りますでしょうか?図ではそれ程違いが無いように見えますが、実は実際にIC-7800で送信している時のALCの働きが全然違います。
僕の機材のメーターを信用すればセッティングは非常にクリティカルで入力レベルを1db単位で設定する必要があります。
以前の設定では音声の強弱に比例してALCが最大半分程度触れます。最大出力はIC-7800のパワーメーター読みで70w程度(PEPではありません)です。
今回の設定だと、音声のピークで「たまに」ALCが振れる程度で、最大出力は100wを少し超える程度。ALCを半分程度振らせると120Wです。少なくとも内蔵パワーメーターではパワーがでるようになっています。
QROしているわけではないので先端値では同じではないかと思いますが、DXの場合は平均電力が高い方が飛びます。今回の設定はコンプレッションを少し深めにしたのと、リミッターを低めに設定してALCに引っかからなくしました。弱く聞こえる局にリポートをいただきましたが、S1(ホント??)違い、聞きやすくなったとのことですから違いがあることは確かなようです。
パソコン上で動作するパワーメーターがあれば、もっと音声入力レベルを煮詰めてIC-7800の出力を絞り出す設定ができるなぁ~と思うようになりました。イカン・・・また物欲が・・・・。
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