IC-7800の送信周波数特性は凄い
先日の記事「IC-7800の光デジタルI/F音声入力」で、音声入力を従来のアナログ入力ではなく、IC-7800の特徴であるS/P DIF端子からデジタル入力にしたら低音がでるようになった・・・と耳による感想を述べましたが、気になることもあって調べてみました。S/P DIF端子からALCがビンビンに振れるレベルの入力を与えています。すると・・・・
凄いじゃないですか!
40Hzの超低音から3000hzまで出ているように見えます。エッジ部分を子細に調べてみると、IC-7800のパワーメーター読みで-3db(つまり100Wです)は下は43hz上は2996hzです。
IC-7800の送信周波数は100-2900hzが最大なんですが50hz程度はマージンなんでしょうか?2800hzだと思っていた幅は2953hzもあります。これは嬉しいプレゼント。
「IC7800の使い心地」ではアナログ入力で計測したのが失敗でした。やはりIC-7800の実力はデジタルで調べる方がいいですね。アナログと違って正確ですから。
S/P DIF経由に切り換えたのは大正解。なんと言っても下が43hzまで伸びる影響はとっても大きい。音にこだわっている方々の電波を計測しても60hzがでてるか、でていないか?ですからね。
低音でドスを効かせたい方はIC-7800が最適です。
しかし、デジタルですね。43hzで100wが42hzだと10w程度なんです。本当にスパッと切れる。44hzだと180wですよ。45hzならフルパワー。上も同じ。1hz単位でパワーがガクッと減ります。
トーンジェネレーターも計測ソフトもフリーソフトですから、数値には少し誤差があると思ってくださいね。またグラフはIC-7800のモニター出力を計測したものです。IC-756Pro2の受信出力でも計測しましたが、AGCを切ってもATTを入れても上部の平らなところが波打ってしまうので、綺麗なグラフになりません。もちろん、上記の記事はパワーメーターによる周波数毎の出力を基にしています。モニター機能の出力周波数特性じゃありませんのでご安心を。
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