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2005年6月25日 (土曜日)

EX1200 UltrabassPro

僕の声は少しキーが高くて、カラオケなんかでもキーを下げてもらわないと高い声が出なくなってしまいますので、声域も狭いのかもしれません。
無線でも同じで、もともとの声に低い部分が乏しいため、イコライザーなどで低域をプーストしても、明瞭度に欠けてしまいます。他の部分については大体の感じが掴めて来ましたので、後はパンチのある低域があればなぁ・・・と強く思うようになりました。
そこで、原音を入れると、原音をサンプリングして1-2オクターブ下の音を自動的に生成してパンチのある低音を増強してくれるエンハンサーを試すことにしました。
ex1200

僕の場合はマイクプリアンプにエキサイターが入っていますので高域の処理は可能です。今回は低域のみ・・・ということでベリンガーのULTRABASS PRO EX1200にしました。
エキサイターは低域と同じ原理で高域を増強して声にツヤを出す装置ですが、普通はエキサイターとエンハンサーがセットになったEX3200あたりを付加すると良いのかも知れません。
Wでは、EX3200を使って低域を強力に増強してVooDoo Audioと名付けて遊んでいる方々がいらっしゃるようです。
EX3200のLchに入れて処理した音を、再度Rchに入れてもう一回処理するとVooDoo Audioになるみたい。オーディオファイルを聞いてみると地獄の底から響くような声ですね。

今回使ったEX1200は低音エンハンス専用機ですから、機能も充実しています。サンプリング周波数は上限を85-135hzまで指定できます。所謂LPFですね。また、逆に下限を0-6目盛りで指定できます。こっちはHPFです。両方の組み合わせでBPFになっていて、狙った部分の音だけをサンプリングできるようになっています。
無線の場合は広めに設定した方が声のバランスが良いようです。この装置を入れると「男性的」な声にすることができます。つまり低くて太い声ですね。実は僕、こういう声に憧れていたんですよ。へへへ。

半月程度テストしましたが、不自然さを指摘されたことはゼロ。むしろ聞きやすい声、高域とのバランスも悪くないとのレポートをいただきました。
また2文字サフィックスのom局からは「こんな豊かでパンチのある低音をSSBで出せるのは凄い」とお褒めいただき、すっかり木に登ってしまいました(笑)。
このomは自作のPSN変調装置を付加してオン・エアされていましたが、スピーカーもオーディオ用の大きなヤツで、僕の声でウーファーがブルブル震える・・・そうなんです。

ということで「IC-7800で低音を送信する」ではEX1200を使っていたのでした。
これ、オススメ度高いです。
ちょっと残念なのはEX1200はステレオ処理専用になっていて、モノ2ch利用ができないことです。2回通してVooDoo Audioで遊ぶのは無理みたい。

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