不思議なできごと
僕の場合マイクから無線機の間にたくさんの機材がゴチャゴチャ入っていますけど、新しいマイク用に設定を決めている段階で不思議な出来事がありました。
オーディオ用のマイクを利用する場合、良く不要な低域をローカットフィルターでカットしたりします。
固定の場合は80hzとか50hzかな? 可変の場合もあります。僕はグラフィックイコライザーで50hz以下をカットするように設定していました。
この状態で50hz以上をいじくって、あ~でもない、こ~~でもない・・・とやっていましたが、低域を活かした設定にすると、どうも音がこもりがちでヌケが良くありません。
う~む。i5の限界で、やっばりAKGのD112辺りじゃないとダメなのかな??と思っていました。ところが先日、ひょんなことからグライコをフラットな設定(つまり、スルーです)でモニターしたところ、ぬぁんと、あれほど弄くってもこもった感じだった低域が、ヌケるようになりました。
???なして???
色々と試してみると、マイクプリのローカットフィルターでは綺麗にローカットされて、こもった感じにはなりません。
ところが、僕のグライコでカットするカーブに設定するとこもった感じになります。別のパラメトリックイコライザーでローカットしてもこもった感じにはなりません。
う~~~む。
残念ですが、どうも僕のグライコで50hz以下をカットするカーブに設定すると、どうやらノブが並んで見える見た目で設定したカーブと実際の減衰カーブは異なった形になってしまうようで、どっかに変なピークができてしまうようです。
まぁ、ローカットはマイクプリで行うようにしましたけど、こんなこともあるんですね。ICOMの無線機に載っているDSPフィルターみたいな綺麗な特性のフィルターが欲しいなぁ~。
音響機材では急峻な特性の18db/Octって、無線機のフィルターと比較するとまるで「LCフィルター」見たいな甘い特性なんです。
こう、スパッと切りたいけど、音の世界からすると、そんなにスパッと切ってはマズイのでしょうね。
実際にDSP処理の機材は多数発売されていますが、無線機じゃないのでシェープファクターまでは判りませんし、アナログのフィルター特性に合わせてあるみたいです。
音響機材って、皆さん耳で選ぶようなんですけど、もっとカタログや説明書にビジュアル要素を入れてほしいなぁ・・・と思います。
サイト上に「使用前」「使用後」の音とか掲載されていると、もっと売れる・・・いゃ、売れなかったりして・・・・・(笑)。
もっともWeb用に圧縮したら分からないようなニュアンスが重視される世界ですから難しいのでしょうね。
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