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2005年10月 2日 (日曜日)

CWパイルアップの秘技

K7Cはこの週末はEu方面を重点的に拾っているようで、次がNA、両方ともパスが死んでいるとASって感じですね。
この週末は凄いパイルアップで、 中々拾って貰えません。普段は整然としている14メガもオンフレお漏らしや指定無視の連続です。

そんな中、今回のような大規模パイルアップに威力を発揮するテクニックをご紹介します。
cwpile

これは僕がPSK31やRTTYに使っているMMVARIのスペクトラムスコープです。MMVARIなど森さんのソフトはステレオ入力になっていて、ソフト側でL側、R側、モノラルと指定できます。
僕はMMVARIのL側にメイン受信機、R側にサブ受信機の出力を接続して、メイン・サブどちらでもMMVARIで受信できるようにしています。

図は本日午前中の14メガでK7Cをスプリットで呼んでいる各局の信号です。MMVARIの表示幅は3Khz、サブ受信機のフィルターは2.7Khzとワイドに設定しています。
この状態でパイルアップに参加して、どの周波数の局をK7Cが拾ったかを見ていきます。僕がパイルに参加していた時のOPは、+-500hzで数局拾った後、1-2KhzQSYして、またその周辺で数局拾う・・・というパターンが多かったです。
優れたオベレーターの方は、VFOを回して耳だけで判断できるようですが、このようにスペクトラムスコープに表示すると、普通の方でも十分にわかるようになります。

自分の送信周波数はスコープ上では500Hzの▼印ですから、拾った局の周波数に▼が来るようにVFOを動かせば、K7Cが拾った周波数でコールできます。
拾われた局の信号が一定のレベルを超えていれば「AUTO TUNE」ボタンを押すだけで、サブVFOが勝手にK7Cが拾った周波数へQSYしてくれます。
これ、ちょ~~便利(笑)。
もっとも、時々追従している間にコールバックが終わってしまい、途中で止まってしまうこともありますので、基本はマニュアル操作です。

この技を使うと、今回のように10Khz近くに広がっているパイルアップ時に、応答周波数や相手の癖がよく分かるようになるため、効率良くQSOすることができるようになると思います。

なお、僕の場合、実際にはメインVFOでも同じようにスペクトラムスコープでK7Cの信号をワッチしています。自分の送信周波数と同じ500HZの信号が聞こえた時には、メインVFOのスペクトラムスコープを見て、信号があればオンフレ、信号が無ければスプリット周波数と判別できます。
同時にヘッドホンでスペクトラムスコープと同じように左右に分けて、左耳はメイン、右耳はサブ音声を聞くようにして、両目と左右の耳と左手(key)と右手(サブVFO)を全部使ってパイルに参加しています。

ということで、今日はこの秘技を駆使して14のCWをゲットしました。FTDX-9000を使っている方は、無線機だけでこの秘技を使えるのではないでしょうか?
IC-7800でも周波数の割り振りやスコープの帯域幅の設定で同じように使えますが、スペクトラムスコープがウォーターフォールになりません。
ウォーターフォール表示は、受信信号が数秒~数十秒残って表示されるから、今回のような用途にはウォーターフォール画面がいいんですよね。
ICOMさん、IC-7800のスコープにスパンが狭い時だけで構いませんからウォーターフォール画面を追加してくださぁ~~い。

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