FT-817にPR-40の音 その2
FT-817で遊んでいます。FT-817のマイク入力に機材を接続すると盛大なハム音や回り込みが発生していましたが、試しにトランスでアイソレーションすると、一応お聞かせできるレベルまでハム音を落とすことができました。回り込みは配線方法の変更で解消しました。
817のマイクゲインは初期設定では高めのようで、機材の出力レベルに-10dbのアッテネーターを入れた位ではALCがガンガン振ってしまいます。そこで、更に-20db程度アッテネーターを入れて、トータルで30db程度落としました。
また、比較用に付属のハンドマイクで送信した時の音も録音しました。録音条件は同一ですが、録音レベルが昨晩の録音に比べて低めになっています。適宜ボリュームで調整をお願いします。
FT-817 & 付属ハンドマイクの送信音付属ハンドマイクの送信音
FT-817 & Heil PR-40 + いろいろな機材で加工した後の送信音Heil PR-40+加工した音
FT-817 & Heil PR-40直結の送信音(「FT-817にPR-40の音」と同一)Heil PR-40直結の音
なお、音の加工は817に合わせて特にチューニングしたものではなく、IC-7800用の設定そのままです。このようにして聴き比べてみると、付属ハンドマイクが健闘しているように思いますが、いかがでしょうか?
817のオリジナルフィルターは2.3khz程度の帯域ですが、減衰特性が甘めなので帯域幅が2.3khzでスパッと切れずに、音域は広めにでています。でも可聴周波数帯域内の周波数特性は決して平坦ではありません。
817用のオリジナルフィルターの周波数特性に合わせてチューニングすれば、もう少しバランスの良い音にすることができると思います。
また、今回は手持ちのトランスの周波数特性が「それなり」です。実はこの問題も含めて色々考えた挙げ句、IC-7800ではデジタル入力へ行き着いたのでした。
細いシールド線あたりでの適当なアナログ接続だと、どうしても低域の透明感が損なわれてしまいがちなんです。もちろん、プロ向けのケーブルで接続したり、プロ向けのインピーダンス変換トランスなどを使えば別だと思いますけど、デジタルだとアナログよりも手軽にフラットな周波数特性が得られますし、やっかいな入力インピーダンスマッチングやハム音混入の問題もありません。
今回つくづく「デジタルは楽でいいや・・・」と思いました。
とりあえず、この週末は全部盛りの設定で「ショッパイ変調、ハズレの817」と酷評いただいたスーパーローカル局殿を迎撃です(笑)。
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