IC706 送信周波数帯域の秘密
オプションフィルターFL103は、受信音質もさることながら、送信音質を向上するために購入したのですが、残念ながら付属マイクでテストしても、ノーマル時と音質は変化しないように聞こえました。
一応念のため・・・と思いウェーブジェネレーターの出力をマイク端子から入力して送信し、7800で受信して送信周波数帯域を計測してみることにしました。
ところが、セットアップが悪いのか、回り込みが発生して上手く計測できません。そこでマイク端子は諦めて、706背面のACC端子にPSK用のインターフェースを接続してジェネレーターの出力を706へ入力することにしました。
すると、驚くべきことが・・・・・。まずは下のグラフをみてください。
な・・・なんじゃぁ、こりゃぁ~~~。
70hz~2900hzまでフラットやんけ。(高域で下がっているのはサウンドカードが原因です)
この特性はIC-7800並ですよ。いゃぁ凄い!!
でも、なして??? IC706ってオプションのワイドフィルターを入れても、入れなくてもACC端子から入力すれば、こんな送信周波数特性なんですよ ????
ACC端子だから・・・・ってのは解せないので、なんとか回り込み対策してマイク端子から入力して送信してみましたが、結果はACC端子からの入力と殆ど同じでした。
もちろん、セットアップメニューで追加したFL103を無効にして計測したけど、結果は同じです。計測時もワイドフィルターは選択せず、ノーマルフィルター(NやWが表示されない状態)ですよ。
素性が良さそうなので、グライコをいじくってアラアラですが、音づくりをしてみました。フィルターの柔らかさを活かした音にしたつもりです。
IC706 ACC端子から入力した送信音(IC-7800 3.6Khzフィルターで受信)
但し問題点があります。この設定だと出力はハンドマイクを使った時と比較して1/5程度になってしまいます。音質とのバーターですから仕方ありません。まぁ、ローカル局を驚かすには十分でしょう。
でも、どうしてこんなワイドな送信周波数特性なんでしょう? 測定方法間違えたかなぁ・・・。
内蔵のクリスタルフィルターとは帯域も特性も違うし3Khzでの切れ方はDSPみたいに鋭いし・・・・。オプションのDSPユニット入れてあるけど、送信時には無関係だと思っているんですけどねぇ・・・。
不思議だなぁ・・・。回路図追っかけてみるか?
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