« IC706 送信周波数帯域の秘密 | トップページ | オプティカル・同軸コンバーター »

2005年11月 4日 (金曜日)

IC706 送信周波数帯域 失敗でした

昨日の実験結果がどうも気になりました。特に上限周波数の切れ方が綺麗すぎる。まるでDSPみたい・・・って思っていましたが、失敗の原因がわかりました。
いやぁ、お恥ずかしい。受信機のIC-7800のフィルター設定が上限3Khzでした。今日は3.6Khzに設定し、また、スィープする入力レベルも下げて再度計測してみました。
ic706_2400_back_tx

周波数表示をリニアに変更してみました。これでみると、送信周波数帯域が2400hz程度なのが良くわかります。
でも、昨日の送信音は間違いではありませんよ。つまり、あなたのIC706でも外付け装置を付ければ、あのような変調で電波をだすことが可能です。

特性図を見てお分かりいただけるように、400hz以下を大幅に増幅して、700hzを境にして大幅に減衰させるイコライザー設定で、400hz-700hzに山を作りつつ、なるべくフラットな帯域を100hz-2800hzまで作るわけです。
その上でキャリアポイントを-100程度にすると、あんな感じの音になります。でも、いくら補正しても限度がありますので、付属ハンドマイク使用時と比較して出力が1/5程度になってしまうわけです。

また、送信帯域は706でフィルター幅を変更しても変わらないことも確認しました。う~ん。
内部に手を入れるのはなぁ~~~。
手を入れるのであれば、ワイドに指定した時にクリスタルィルターをショートカットしてしてしまった方がワイドハンド受信間違いなしですね(笑)。でも、7メガじゃぁカブッて使えないかも。

|

« IC706 送信周波数帯域の秘密 | トップページ | オプティカル・同軸コンバーター »

コメント

福井さん こんにちは 706の帯域の件、興味深く拝見しました。 706の音はキャリアポイントが変化しますしワイドフィルタを使いたいところですね。ローカル局には改造が面倒なので、フィルタごとワイドフィルタに交換したり、オーディオ段のカップリングコンデンサを大きくしている局もいました。いずれも改造になり、虫めがねが必要ですね。

投稿: すぎやま | 2005年11月 5日 (土曜日) 15時23分

すぎやまさん。
色々と情報ありがとうございました。一番なのは標準フィルターを外してワイドフィルター入れ換えることですね。
でも、標準フィルターの足の位置がオプションフィルターと異なるので、空中配線しないと駄目ですね。モービル機なので、マイクにイコライザーを入れる程度にするかもしれませんが、以外と柔らかい音がするので、少し頑張ってみたい気もします。
やるとすれば、オプションのワイドと標準フィルターを入れ換えて、常に送信はワイドで受信はナローに切換可能・・・って改造ですね。
これだとPSK31運用時もメリットがあります。
カップリングコンデンサは私も「チラッ」と考えましたが、落ち着いて良く考えてからにしようと思っています。
いづれにしても、内部に手を入れることになってしまうので・・・。

投稿: JI1ANI 福井 | 2005年11月 5日 (土曜日) 18時38分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: IC706 送信周波数帯域 失敗でした:

« IC706 送信周波数帯域の秘密 | トップページ | オプティカル・同軸コンバーター »