IC706 FL103 2.8Khzフィルター
今回購入したオプションフィルターのFL103の特性はこんな感じ。
フィルターの装着はスロットインで非常に簡単です。
早速、アンテナを接続せずに、ノイズを受信してフィルターの特性を比較してみました。
こちらが標準のFL272 SSB 2.4Khzフィルターです。
使っていて感じた通り、高音域が少しタレています。僕の無線機だけかな?帯域は300hz~2700hz程度ですね。
さて、お楽しみのFL103 SSB 2.8Khzフィルターです。計測条件はFL272と同一。
低域が少し、高域が300hz程度広がっていますけど、基本的な形はFL272とあまり変わりませんねぇ・・・。
下の図はLogger32のPSK31受信ウォーターフォール画面です。横幅は3.1khzあります。
上半分がFL103 2.8Khz、下半分がFL272 2.4Khzです。減衰が大きい程画面が暗くなっています。
う~む。本当は2200hzから上の部分を改善したかったのですけど、残念ながらあまり改善は見られませんねぇ・・・。
FT817は内蔵がセラミックフィルターでしたので、広めのメカフィルに交換すると、大きく変化がありましたが、クリスタルフィルターはシェープファクターも良いので、変化はこんな程度かもしれません。
さて、実際に聞いた感じなんですけど、音質はFL103の方が良くなりますが、フィルターの特性の通り、高域は伸びるのですけど低域はあまり変わりません。
したがって、聞いた感じではあまり変化が感じられません。今晩にでも3.5メガでom諸氏の変調を聞いて確認してみます。
あと、送信ですが、706のフィルターの切換でフィルターを切り換えても帯域は変わりません。どうやら送信はオリジナルフィルターで「のみ」送信しているようです。杉山さんの情報の通りでした。
う~ん。これは予想外ですね。どうしようかなぁ・・・。
そうそう、706に付属しているハンドマイクHM-103ですが、このハンドマイクを使うと甲高い声になります。これはHM-103で高めの音質にチューニングしているためです。
HM-103を分解すると丸い鉄板があります。その鉄板を外すと、裏側(ハンドマイク利用時の口側)に2mm弱程度のゴム板が張ってあります。
肝心のエレクトレットコンデンサーマイクは鉄板の脇にあって、どうやらゴム板で低音を吸収(?)しているようです。
この丸いゴム板を外すと普通に近い音質になります。HM103で甲高い音質が気に入らない方は試してみてください。
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