オプティカル・同軸コンバーター その2
先日購入した光←→同軸コンバーター HOSA ODL276A は快調に動作中です。S/P DIFの同軸伝送は使ったことがなかったので、同軸からジャ~ジャ~ノイズが出たらどうしよう・・・・って思ったのですけど、取り越し苦労でした。
一応、ノイズ対策や無線の送信時のイミュニティ対策を考慮して、ケーブルにはダブルシールドのHOSAのデジタルケーブルを使っています。
費用を少しでも節約するため、長めのケーブルを購入して、別途購入した金メッキ高級ピンプラグと組み合わせて、必要な長さの短いケーブルを複数本作ったのです。
このケーブル、なかなかの品質(当然?)で、シールド層も目が細かく、ちゃんと2枚(アハハ)でした。見た目だけの判断ですけど、普通の3C2Vよりも頑丈で高品質ですね。
これでやっと機材でデジタル変換した音声を、デジタルのまま無線機へ入力できるようになったのですけど・・・・・直接モニターすると音の雰囲気が結構違うように感じるのですが、送信した電波をモニターすると・・・・その差は微妙ですね。
今回の音の違いは、恐らくディザリングの差だと思います。今までは48Khz/24bitをD/A変換したオーディオ出力を別のA/Dコンバーターに入れて、そこから48Khz/16bitデータを作っていました。(IC-7800のデジタル入出力は48Khz/16bit)
直接デジタル接続して16bitの所へ24bit入れても余った8bitは捨てられてしまうだけ(S/P DIFの仕様)ですから、オーディオ機材で16bit出力へ落とす時にディザリングをするようにしました。
マスタリングにはdbxのQUANTUM2を使っていますので、音を聴きながらdbxの独自ディザリングSNR2を使うことにしました。
でも、好みの音から少しズレてしまったので、音質調整しないとイカン。
もう一つ、大きな問題が・・・・。
IC-7800をマスターにして機材をシンクロしようと思うと、色々と問題があって現在できていません。受信時に使うサウンドカードはスレーブ動作に設定してバッチリなんですけどね。
以前はスレーブ動作のサウンドカードでA/D変換していましたので、クロック問題はクリアできたのです。
ところが、機材は送り出し一方で、入力しませんからねぇ・・・。入力すると、送信時に肝心の音声が送信できないし・・・。
実は、送信中たまにクロックのズレが原因と思われるノイズが入るのですよ。まぁ、予備実験でも発生していたので覚悟はしていました。
でも、ここ数週間運用して、S9+++のローカルも含めてこのことに気づいた人は皆無なので、自分が気にしすぎなのかもしれません。デジタル化は便利だけど、新しい悩みも増えますね。
IC-7800には素晴らしいOCXOが付いているんですから、次のバージョンでは是非S/P DIFのクロックもOCXOから作って欲しい。
7800の48khzは正確には測定できないけど+65ppmくらいズレているように感じます。
可能であれば、7800MK2(?)にはWORD CLOCK出力端子を付けてくれると、デジタル接続した機材全部が完全に同期できる母艦として素晴らしい無線機になります。
この問題、解決策はデジタルミキサーかSRCの導入でしょうか???
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コメント
うちはローランドのM-1000(すでに生産完了)というSRCを使っています.これでCATVのデジタル音声(48kHz)とCDJ-800の44.1kHz信号を混ぜても困らなくなりました.こういう製品は便利なんですが,なかなかないですね.結局マスターを1つにしてワードクロックを分配する以外に効果的な方法はないようです.
投稿: Kenji JJ1BDX(/3) | 2005年12月 3日 (土曜日) 21時16分
力武さん
コメント本当にありがとうございます。多分、力武さん以外にはコメントいただけないのではないかと思っていました。
M1000ですか・・・。う~む。お財布が・・・。
中古で出物があるのは知っているんですけど、中古でも結構するんですよね。
M1000だとクロックジェネレーターがあるので、とても便利ですよね。アドバイスありがとうございました。
色々と考えてみます。問題はIC-7800がマスター動作のみ・・・ってことなんですよねぇ・・。
無線機にスレーブモードを求めるのもどうかと思いますけど・・・。
7800の受けにSRC入れて他の機材は別のマスターで統一する・・・って方法かなぁ。
ふむ。
手持ちだとSB X-FiのSRCが強力ですから、コイツを咬ませるってテがありましたね。
ついでにエフェクトも試せるし、そのうち試してみて、ご報告しま~す。
投稿: JI1ANI 福井 | 2005年12月 3日 (土曜日) 21時44分