ACライン用フィルター
この寒さで暖房器具がフル運転しているためか、ここのところインバーター系のノイズが多くて、ノイズレベルも高止まり状態。
特に僕はアパート住まいですから、近隣の部屋からかなり強いノイズがACライン経由で自宅のシャックに入ってきます。
インターフェア対策も兼ねて、ACラインフィルターは色々と入れていますが、一番強力に効いたのがコトヴェールから発売されている複合型コモンモードフィルターSFU-005-3Pでした。
4年程前に購入してから愛用していましたが、昨年IC-7800を購入してちょっと困ったことになりました。
SFU-005-3Pは100V/5Aで、IC-7800は8Aなんです。まぁ8Aは最大定格としても5Aではちょっとキツイみたいで、SSBではなんとかなるものの、RTTYではSFU-005-3Pの過電流プレーカーが動作して運用できません。
SFU-005-3Pの挿入でアパートの他の部屋にでていたインターフェアが止まったこともあって、困ったことになりました。
ネットで色々と調べると、なんと、コトヴェールからSFU-005-3Pの親玉みたいなヤツが発売されています。
SFU-020-3Pというヤツで100V/20Aです。インターフェアがまた出たら無線どころではありませんので、高価でしたが購入して使っています。
特性的にはSFU-005-3Pに多少劣るものの、効果は十分に期待できそうです。自作のラインフィルターも入れていますけど、特性がどうなっているのかは測定器が無いのでよく分かりません。
特性がハッキリしているフィルターを入れると、精神的に安心して運用できて、結果的にアクティビィティーが変わると思います。
ACライン経由でのノイズについては効果絶大で、無線機を直接コンセントに接続した場合と、このフィルター経由では明らかにノイズが減るのが実感できます。
フィルターの効果は双方向ですから、当然ながらインターフェア防止効果もある筈です。
そもそも、ノイズが減る効果が実感できるようなノイズだらけの環境であることが問題なんですが・・・・。それにアンテナ経由のノイズは減りませんよ(笑)。
もちろん、IC-7800で1年間かなりアクティブに運用していますが、インターフェアも大丈夫みたいです。
普通の方には不要かもしれませんが、ACライン経由のノイズ対策でお困りの方は、一度検討してみると良いと思います。少し高価ですけど、高価なことはある・・・というのが僕の実感です。
それと、キチンとデータを取ったわけではありませんが、ACラインからのノイズ対策の場合は、このテのフィルターはなるべく無線機から離してコンセント近くに挿入した方が効果的なようです。ACラインがノイズ輻射アンテナになっていることを想定すると、理由はご理解いただけると思います。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント