柔らかい音にする
ローカルラグチューなんかでは、硬い音よりも柔らかい音の方が耳に心地よいのではないか?と思っていますが、まぁ、聴く人の好みもありますので、人それぞれですね。
僕は柔らかい音が好きですけど、張り切ってDXやる時は、やっぱり硬い音の方が了解度が高いように感じます。
硬いか、柔らかいかは基本的にマイクロホンの性格による部分が大きいと思いますけど、調整でも少し変化させることができるようです。
マイクプリアンプの入力ゲインと出力ゲインがありますが、入力ゲインを低め(-30db程度)に設定して、出力ゲインで持ち上げてあげるようにすると、音が柔らかくなるようです。
入力ゲインを通常値に設定して、出力ゲインを少し絞り気味にした時と比較して、音が変わるのがお判りいただけると思います。
音の変化は近年流行のウォームアップに近いと思いますが、ウォームアップは真空管アンプを入れたりするのですけど「ボリューム感」が伴うのに対して、入力と出力ゲイン調整は全体的に波形が甘くなるような感じで、真空管とは少し印象が違います。
聴感上は「耳が痛くない高音部」と言えばいいのかな?高音のレベルを下げるのとはちょっと違います。
もちろん、大きな変化ではありませんので、音色を暖色になるような調整も併用しないとあまり効果はないかも知れませんし、僕の使っているマイクプリアンプだけの特徴かも知れません。
でも、他のマイクプリアンプを使っている方も、表現は違いますが同じような傾向があることを指摘していました。
もっとも、柔らかいけど明瞭度が低いのも考えもので「柔らかい音」自体、絶妙なバランスの上に成り立っているようです。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
はじめまして福井様。
内田と言います、以前からブログを興味深く拝見させてもらっています、7800,PSK,音作りなど特に音作りは最近興味を持ち7800を最近購入と同時にHeil PR780も購入してヤル気はあるのですが福井様のように専門知識もなく・・・兎に角力任せな電波よりきれいな電波をと思っています(理想ですが)初心者ですが今後とも宜しくお願いします。
de JA5XWB/内田
投稿: JA5XWB | 2006年4月16日 (日曜日) 15時51分
内田さん
こんにちは。いつもご覧いただき、ありがとうございます。
PR780は評判が良いようですね。7800はALCが振れるか、振れないか辺りで運用すれば、十分綺麗な電波が送信できます。
もちろんALCが振れても、従来の無線機よりも数段綺麗な電波がでるようです。
内蔵のコンプレッサーはcompメーターが振れない範囲で使うと良いようです。RFパワーは最大にして、マイクゲインで出力を調節した方が良いようです。
オンエア時にパワーメーターが数十~70wも振れれば十分なレベルです。お空でお会いできるのを楽しみにしています。
投稿: JI1ANI 福井 | 2006年4月16日 (日曜日) 18時23分