伝搬情報を追加
今回紹介しているのはオーストラリア政府の研究機関がグラフ化したものです。
このグラフは電波をF2層に対して地表から真上に打ち上げてF2層で反射して(180度)戻ってくる電波を計測していますので、もっとも厳しい条件での上限反射周波数です。
ビームアンテナなどで打ち上げ角度が低く輻射された電波は、F2層に対する入射角度が浅くなり、このグラフの周波数よりももっと高い周波数でも反射されます。
国内遠距離QSOであれば、このグラフの周波数よりも一つ高い周波数のアマチュアバンド、国内近距離QSOならば、このグラフより一つ低い周波数のアマチュアバンドが上限と考えても良いかもしれません。
従来から表示している国内交信最適周波数のグラフは東京から見た場合の最適周波数ですが、イオノグラムと見比べると電離層の状態が良く分かると思います。
当然のことながら、アンテナや送信出力、受信能力で条件が変わってきますので、このグラフと実際の各バンドでのオープン状況の相関性はご自分の環境にあわせて掴むようにしてください。
僕が感じている感覚では、グラフのど真中だと100W+DPで59って感じです。
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