MINI-TUBE改造 その3
平滑コンデンサーは1000μFでしたが、これを2200μF(金色)へ交換。少し窮屈ですが、なんとか収まりました。
ついでにAC整流のコンデンサーも100μFを220μF(緑色)へ交換しちゃいました。そのままでは入らないので、位置を微妙にシフトさせたり、邪魔なダイオードを寝かしたりして取り付け場所を確保。コンデンサーが基盤から飛び出していますが、ケースには納まるようにしました。
位置にも苦労しましたが、形が大きくなると足も太くなるのを忘れていて、取り付けには苦労しました。
結局、交換できる電解コンデンサーはメーター表示回路を除いて全て交換しました。
電源強化後は、ACアダプターを抜いてもLEDがパッと消えずに、スゥーッと消えるようになりましたので、少しは電流負荷に強くなったのではないかと思います。
真ん中のシールドケースに入って基盤の上に鎮座しているのはOEP(OXFORD ELECTRICAL PRODUCTS LTD)のA262A3Eです。
写真の上が一次側、下が2次側になります。A262A3Eは1次も2次もコイルが二つ巻いてありますが、双方ともにコイルをシリーズに接続して600Ω:25kΩになっています。
狭い場所へ詰め込むことになりますので、ミューメタルのシールドケースがポイントです。
でも、結構大きいのです。
それにミューメタルのシールドケースはハンダのノリが悪くて、底蓋のハンダ付けには苦労しました。
このOEPのオーディオトランスはこんな特性らしく、立ち上がりが柔らかい感じの音になるのではないか?と想像しています。
もっともMINI-TUBEに載せてそのニュアンスが判るかは???ですが・・・・。
まぁ、気分ですよ。気分。使うパーツで音が変わった・・・なんて、信じない人もたくさんいるわけですからね。
トランスのあった場所には、コネクターやIC1がありましたが、IC1は不要ですので周辺回路の部品も取り外して更地化しました。
また、コネクターがあるとトランスの足がケースと接触しちゃいますので、コネクターも取り外しました。
更地化で注意するのはC21です。これはコントーロル基盤を挟んでIC2へ接続されていますので、取り外してはいけません。またC25はIC1の電源ラインのパスコンですので残すことにしました。
チップ部品はハンダゴテを2本使って、両側同時に加熱して取り外すとパターンを痛めません。
ニッパで千切ったり、片方だけ加熱して持ち上げようとして、無理な力を加えると簡単にパターンが剥がれてしまいますので注意が必要です。
キャノンコネクターからのオーディオ信号はCN3に入っていましたが、コネクターを取り外してしまったので、基盤の裏側から入力してあげます。
もとからある接続用ケーブルのオスコネクターを取り外して再利用したので長さが足りず、真空管の近くを通ることになってしまいました。ケーブルを用意して真空管から離した方がいいと思います。
その4へ続く・・・・。
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