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2006年10月22日 (日曜日)

RM-4のイコライザー設定

イコライザーの設定って中々伝えるのが難しいのですけど、マルチバンドプロセッサーのPCコントロール画面のグラフィックが一番分かりやすいのでキャプチャーしました。
dbxのQuatum2はRS232C経由でPCと接続して、設定をPCに記録したりPCから自由にコントロールすることができます。
コントロール画面はこんな感じで、Quantum2の各エフェクトがどの順番で機能しているのかがわかるようになっています。
Quatum2_setup

□になっている部分をクリックすると、各機能の設定画面が表示され、選択されたことを示す■になります。
リボンマイクRM-4に合せたイコライザーの設定は現在こんな感じです。
Rm4_eq_setup20061022
上の白い部分はEQのトータルの特性、下は各EQを色別に表示しています。赤はローカット、ピンクはハイカット、緑・青・黄はパライコの特性です。

リボンマイクは低域が豊かで高域が少し寂しいので、コイライザーで低域を下げて、高域を上げる・・・というのが基本的な調整になると思います。
ローカットフィルターに更にパライコを重ねたことろや、青の設定が秘密の隠し味かな?
もっとも、この部分はその人の声で決まるので、この通りにしても僕と同じような声でないと効果はないのではないかと思います。

総合特性でみると、まぁ、所謂Hi-Fi SSBの先達であるNU9N辺りの示している設定に似ています。狭い帯域を条件に調整を詰めていくと、こんな感じになるのでしょうね。
大切なことは、それぞれのイコライザーの設定の「意味」を理解しているのか?ってことではないかと思います。
繰り返し煮詰めていくうちに意味は判ってきますが、これを理解しないと音作りは難しい・・・というより、偶然に頼ることになってしまいます。
最初は真似することから・・・ですが、理解するには探究心と努力が必要だと思います。DX狙いのワッチにも通じますねぇ・・・。

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コメント

>大切なことは、それぞれのイコライザーの設定の「意味」を理解しているのか?ってことではないかと思います

非常に重要なポイントですね。 確かに、最初は意味もわからず、貰った設定をそのまま使うことからはじめることが多いと思いますが、自分で色々と操作しているうちに『あ~そういうことだったんだ』と、しみじみ実感することがありますね。

NU9Nの設定値は、最初から『80点台』に持って行ってくれる洗練された値といえますが、そこらから自力で90点台に持って行くには、自ら試行錯誤するプロセスが絶対に必要ですね。 

自分の頭の中で『こうすると、多分こうなる』というある程度の推定ができるレベルまで日頃から『自己訓練』していれば、マイクや、環境が変わってもそれなりに対処できるのでしょうが、それを怠ると、折角の機材と持て余すということになります。

やはり、アマチュア無線は『自己訓練』なのだなあと、感じ入っている次第です。

de DL/JA1BBP 

投稿: JA1BBP 早坂 | 2006年10月24日 (火曜日) 13時25分

DLからのコメントありがとうございます。
その通りだと思います。真似は当然ですが、真似で終わってしまうと、少しでも条件が変わると対応できなくなってしまいます。

やはり少しずつでもいいから、自分なりに工夫して、先達の思考回路をなぞる過程こそが大切なのではないかと思います。
もっとも、なぞらなくても自分のモノにできる方もいらっしゃるのは事実ですが、自分にはできません。そういう方が羨ましいです。

DLは寒いのではないかと思います。どうぞご自愛ください。

投稿: JI1ANI 福井 | 2006年10月24日 (火曜日) 22時11分

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