« IC-7000 ACC入力周波数特性 | トップページ | V/UHFのセッティング »

2006年12月31日 (日曜日)

モービルホイップのGP化

50~430Mhzはコメットの3バンドホイップSB-15を使っています。SB-15はゲインがありますが、ノンラジアルではありませんのでラジアルが必要です。
ヤギを載せたマストに腕木を付けて、そこにパイプ用のモービル基台を取り付けていますので、腕木をラジアル代わりにして使えないことはありません。

でも腕木だけでは足りないだろうなぁ~と思って、デッドストックとなっている巨大なキャパシティハットをラジアル代わりに流用して設置したことは既にご紹介しましたが、やっと写真が撮れましたのでご紹介します。
Sb15_caphat

以前の記事では恥ずかしいから書かなかったのですが、実は巨大なキャパシティハットは3枚あります。直径約50/40/30cmです。50/30cmのものはモービル用途に取ってありますが、真ん中(中途半端とも言う)の40cmが余っていたわけです。巨大なキャパシティハットはココで購入できます。送料も考慮して3枚購入したわけです。
Sb15_gp_1 ラジアル長を1/4λで考えると直径40cmでは430はもちろん50や144用としても小さいように感じますが、そこは円盤。面積と外周長が効くんです。
特に外周長が大切で、単純な20cm程度のアルミ棒を4本付けたのと、それぞれのアルミ棒の先端を結んだ形(正方形)では、効果が全く違います。ましてや円盤ですからね。

キャパシティハットの打ち抜きデザインも、実は高周波がジグザグに流れることを考慮して、このようなデザインになっているのではないかと思います(ホントか??)。

確かに50メガには少し足りない感じですが、144/430メガ用としては十分なサイズのようで、144と430Mhzはバンド内全てSWRベタ落ちでSWRメーターは振れません。

マストとの距離は約70cmです。もっと離した方が良いとは思いますが、腕木用のパイプの長さの関係や安定性を考えました。
やはりマストの影響が思った以上にあって、腕木は真南に出しているのですが、マスト(と同軸)が反射器になるのか、北方面は南方面に比べて飛ばないようです。
逆に言えば南に軽くビームが出ているのかもしれません。回せればいいのですが、写真を見て分かるように、回すとステーや同軸と絡んでやっかいなことになります。

ここ数週間、144/430中心に運用しましたが、交信した局からもモービルホップにしては良く来ているとのレポートを頂くことが多いです。ロケーションがまぁまぁ良いこともありますが、二階の屋根上1.5mのホイップにしては上出来。
まぁ、動作的には本当のグランウンドプレーンに近い形になっていると思います。こんなお手軽アンテナですが、結構遠距離(相手のアンテナが凄いのでしょうけど、3エリアがカスカスだけど聞こえた)のQSOもできるし、HFのコンディションが悪いこともあって、V/UHFに少しハマッています。

固定用のゴツイGPはかなり重いですが、この組み合わせならマストのトップに載せることもできます。でも、見た目が避雷針みたいですから載せるのは・・・ちょっと無理そう。

|

« IC-7000 ACC入力周波数特性 | トップページ | V/UHFのセッティング »

コメント

 この写真、すごく格好いいです。
(アンテナを見て格好いいとか思うのは一般人にはわからないらしいですが(笑))

投稿: JO1KVS | 2007年1月 3日 (水曜日) 13時09分

小出さん、あけましておめでとうございます。
私も中々カッコイイと思っていますが、普通の方は、なんじゃなの蜘蛛の巣みたいなのは・・・って思うのでしょうねぇ・・・。
QSOパーティーに参加した結果では、中々良い塩梅に仕上がっていると思います。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年1月 3日 (水曜日) 20時50分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: モービルホイップのGP化:

« IC-7000 ACC入力周波数特性 | トップページ | V/UHFのセッティング »