羽田空港の駐車場
昨日羽田空港へ行った。以前から不思議だったけど、空港の駐車場はパーキングチケット式で、空港ロビーから渡り廊下を渡ったところの清算機で料金を清算すると、1階の出口で清算する必要がありません。
つまり、素早く出口ゲートを通過できるので、以前のような出口ゲート渋滞(?)が無くなりました。
冷静に考えみると凄く不思議です。入り口でチケットを受け取る、車を駐車する、所用を済ます、車に乗る前に清算機にチケットを入れて料金を支払う、出口のゲートが「自動的」に開く。
出口でチケットを入れなくてもゲートが開くので、このチケットが電磁誘導方式で、料金支払い済みの信号をゲート機と交信しているのだと思いました。
電磁誘導ならば共振周波数があるハズ・・・なんて考えて、チケットをディップメーターで測るつもり(笑)で良く見てみると・・・・
ん?この番号・・・見覚えがある・・・なんだ、自分の車のナンバーが打ってあるじゃん・・・。
ということで、入り口で車のナンバーをカメラで記録しているのでした。ナンバーの4桁数字の下に入庫の時間に続いて意味不明の番号がありますが、恐らく最後の02は入り口のゲート番号ではないかと思われます。
その前の6桁の数字は・・・・ナンバーの4桁数字以外の情報でしょう。あれだけ駐車するわけですから4桁の番号だけでユニークに扱うのは無理がありそうですし・・・。
走行中の自動車のナンバー読み取りは精度も高くて、有料道路の料金徴収に使っている国もあります。
事前に登録すれば、指定の口座から料金が支払われて、登録されていない場合はナンバーの登録住所に請求書が送られて来て、近くのコンビニ等で料金を後払いで納めるシステムです。ETCと比較して非常に安価に料金自動徴収システムができるそうです。
日本がわざわざ高価な端末を自動車に付ける必要のあるETCを採用した理由は・・・・まぁ、良くある話ですね。
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コメント
こんにちは、初めてコメントします、JE1KKT福田と申します。福井さんのサイトは非常に勉強になるため、楽しみに読ませていただいております。私も羽田のパーキングの仕組みが不思議で悩んでおりました。いつか係員に聞こうかとも思っておりましたが、今回の記事を読み納得いたしました。これからもよろしくお願いします。
投稿: JE1KKT | 2006年12月 8日 (金曜日) 09時44分
こんにちは福田さん。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。僕は以前から「不思議だなぁ~」と思っていたものの、チケットを捨ててしまったりしたので、今回は狙って(?)いました。
でも、ディップメーターで測る前に気づいて良かったです。
もちろん、興味を持ったのは福田さんと同じように、純粋な疑問からで、共振周波数がわかったらチケットの磁気面に×××××を○○○して、磁気データ・・・して、タガネに電線巻いて・・・なんて・・・ことは考えていませんでしたよ(笑)。
羽田の駐車場は、恐らくセキュリティ面から、この方式を導入したのでしょうねぇ・・・。最近成田空港には行っていませんが、成田はどうでしょうかね?
投稿: JI1ANI 福井 | 2006年12月 8日 (金曜日) 20時36分