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2007年1月 8日 (月曜日)

430での周波数安定度

その昔、真空管式の無線機全盛の頃、僕が使っていた無線機はラグチューしていると、周波数がだんだんズレたものです。もちろん、真空管だからズレるわけではないけど、普及機は皆ドリフトしたように記憶しています。

最近の無線機はHFではそんなこと全くないけど、周波数が高くなる144や430では10分程度で明らかにドリフトしていく場合もあります。
144と430を比べると、やはり430の方がドリフトする場合が多いようです。相手の局がちょっと前の無線機だったので納得していました。

でも、先日IC-7000同士でQSOしたら、結構周波数がドリフトしたんです。5分程度のQSOなのに、VFO回して追いかける感じ。いくらなんでも動きすぎです。

ちょっと不安になってFT-817にTCXO-9(高安定温度補償水晶発振器  0.5ppmを入れているローカル局にお願いして430で30分程度ラグチューしました。結果は30分で10hz程度動くか、動かないか?という感じ。同じ方向に同じように二人でドリフトしている可能性は残るものの安心しました。

先日のIC-7000同士のQSOでどんどんドリフトしたのは、相手の方がIC-7000の電源を入れてから、すぐに僕を呼んでくれたのでしょう。
無線機が暖まるまで、周波数は動きますからね。IC-7800とかFTDX-9000でコールドスタートすると、OCXOが暖まるまで周波数は結構動きます。最初は驚きましたが、原理的には当然で、もちろん暖まった後はビタッと動きません。

なお、IC-7000の周波数安定度は「±0.5ppm以内(0℃~+50℃)」です。50メガで十分に暖めたIC-7800(±0.05ppm)とIC-7000で鳴き合せしましたが、30分程度では全く周波数は動きませんでした。

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