V/UHFのセッティング
あけましておめでとうございます。今年も色々な事を書いていくつもりです。
IC-7000を購入してから144/430がメイン周波数になった感があります。最初のウチはいつもの通り(HF感覚)でやっていましたが、だんだんと「UHF」って違うなぁ・・・と思うようになりました。
既にご存じの方にしてみれば「何を今更」なんですが、なんせV/UHFは適当にローカルQSOできれば・・・という方針でしたので、新鮮な驚きなんです。
その1 同軸は太く・短く
理屈では判っているんですけど、実際に変えてみるとDP⇒ヤギみたいな「世界が変わる」感じがしますね。5km程度離れた局がS9程度で聞こえるのではなく、50km以上離れた局の信号がS9で聞こえるのはHFのGW感覚だと新鮮です。今回は5D-2V⇒10D-FBなので430ではアッテネーター外したような・・・感じです。
その 2 コネクターは必要最小限に
コネクターでロスする。430でもMコネクターを使っていますが、OM諸兄が言われているようにM型ではロスが多いです。恐らくはインピーダンスが目茶苦茶だからではないかと思いますが、接触ロスも多いのかもしれません。
M型中継コネクターを一個入れるとS0.3(1db程度)下る感じです。中継コネクターを入れるとMP-MJ-MJ-MPですから接触点は2個です。
コネクターのロスはHFではここまで顕著に感じませんし、144と比べると430はとてもシビアに感じます。やはり430でMコネクターを使うのは、本当はマズイのだけど汎用性を考えると仕方ないのかもしれません。M型でもできる限りインピーダンス整合タイプを使うべきだと思います。
その 3 可能な限りアンテナ直結
デュープレクサーでロスする。10年以上前に購入したデュープレクサーを入れて、IC7000のHF/50と144/430を一緒にしてアンテナに繋いでいました。430のレピーターの信号を基準にデュープレクサーを外して見ると・・・・あらら、やっぱりS0.7(2db程度)違います。
デュープレクサーの中身が悪いというよりも、in/outでコネクターが2セット入りますので、それが減衰の主原因でしょう。
50/144/430の3バンドアンテナでしたが、結局デュープレクサーを外して144/430のアンテナ端子に直結し、144/430のみの運用となりました。
その 4 何も入れない
アンテナの根元と無線機の根元にコモンモードフィルターを入れていましたが、今までの結果から、接続するコネクター部分でかなりロスが発生していると判断。全て外しました。でも、やっぱり不安なので同軸自体にパッチンコアを6個ずつ入れることにしました。
これは144/430のコモンモード対策というよりも、HF運用した場合に近接したV/UHFのアンテナから入ってくるコモンモードの対策です。無線機の電源ラインも別々にラインフィルターを入れました。
色々と対策(?)を実施して、430で基準としたレピーター局の信号がS2程度強く受信できるようになりました。随分とロスしていたようです。
それに430のSSBでバンドをワッチした時に、それなりにノイズが聞こえてくるようになりました。以前はセットノイズのような「サー」ってノイズだったのですが、やっと「ザー」って感じになってきました。
144も変なビートとかが聞こえてくるようになりましたので、こちらもロスが減ったと思いますが、レピーターのような基準がありませんので、定量的にはわかりません。
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コメント
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もどうぞ(見捨てずに(笑))宜しくお願い申し上げます。
#しかしV/UHFに最近夢中と言うのは、ちょっと意外でした(笑)
投稿: 7J3AOZ(JH3YKV News Editor) | 2007年1月 1日 (月曜日) 11時07分
ども。こちらこそ宜しくお願いします。夢中というか、今まで適当だったので見ること聴くこと新鮮で・・・。
投稿: JI1ANI 福井 | 2007年1月 1日 (月曜日) 15時10分