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2007年3月 9日 (金曜日)

グラスマストの根巻(改)

グラスマストの交換を準備していますが、今回の事故(?)で効果があった根巻を新しいマストにも施す予定です。
今回はどんな風にして50Φのグラスマストを根巻しようかな?と考えていて、太めの塩ビパイプを使うことを思いつきました。

前回ご紹介した方法は塩ビ板を丸める加工と接着時の固定がチト面倒なんです。
50Φのグラスマストの円周は15.7cmで、50Φのグラスマストが入る60Φの塩ビパイプの円周は18.8cmです。直径×3.14で、実測値と大体合っています。

60Φの塩ビパイプの周囲を3cm切り取って丸めると、丁度50Φのグラスマストの周囲にピッタリと巻き付けることができるハズです。
塩ビパイプを縦にスリットを入れるような感じで、スリットの幅が3cmと表現すると想像していただけるでしょうか?

手持ちの60Φの塩ビパイプは排水用なので2mm厚ですから、強度を上げるため2重に巻き付けると「いい感じ」になりそうな予感。
あっ、グラスマストは外径で、塩ビパイプはグラスマストに被せるので必要なのは外径じゃなくて内径ですから60Φじゃなくて56Φですね。
実測55Φ程度ですから55x3.14=約17.3cm。スリットは3cmじゃなくて1.6cmでした。

なにせ4mのグラスマストの先にHF-5Bを取り付けて、ローテーターのマストクランプ部分だけで支えて引き起こすため、マストクランプ部分には凄い力が働きますので、十分な厚みで保護してあげる必要があります。

2重巻きにするのであれば、内側を長め、外側を短めに根巻して、外側をマストクランプよりも5cm程度長めにしてあげるような感じ仕上げます。

マストクランプの先端にかかる力を2重の塩ビパイプで上手く分散してグラスマストに伝えるようになります。塩ビパイプの根巻の長さを揃えてしまうと、今度は塩ビパイプの根巻が終わった所に力が集中しそうですから、それを防いであげるわけです。
うん、我ながら良いアイデア!

塩ビパイプのスリットはノコで切るわけですが、塩ビパイプを縦に切るのは結構手間がかかりそうですから、6mmのドリルで縦列に穴を開けて、穴を繋げるような形で鋸を入れようと思います。
1.6cm間隔の2本縦列のドリル穴で、ドリル穴が左右で互い違いになるようにすれば、丁度噛み合わせに近いような形になるのではないかと思います。
多数のドリル穴が必要ですが、多分、人力鋸で切るよりは電動ドリルを併用した方がラクできるのではないか?という狙いもあります。

マストクランプから飛び出た根巻部分は、念のためステンレスのホースバンドで固定すれば、曲げモーメントがかかった時に根巻した塩ビパイプがスリット部分から剥離するようなことも防げそうです。
結局、結構手間がかかりそうですが、安全第一。この部分は妥協できません。

これ以上良いアイデアがでなければ、このプランで加工してみることにします。

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