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2007年3月11日 (日曜日)

ステー用のロープ

Rope アンテナのステーにはトラック用の荷台ロープを愛用しています。屋外用で荷物固定用ですから耐候性・耐久性とにも抜群です。僕は6年使っていますが、色が褪せた以外に特に変化は見られません。

また、適度に柔らかいため、扱いもラク。片側にはトラックの荷台用のフック(輪)がありますが、この輪も頑丈でスッポ抜けはありません。まぁ、トラックの荷物を留めているロープが外れたら大変ですからね。

トラックロープを使っている理由はもう一つあります。ロープは結んで固定するので、ターンバックルとかワイヤークリップとかが不要だからです。

ワイヤーは取り扱いに注意しないとキンクしちゃったり、取外しに工具が必要だったりと、シッカリ固定できる反面、取外しが面倒です。

僕の場合、台風の時は基本的にアンテナをマストごと倒して屋根に固定しますので、取り外したり、付けなおしたりする機会が多いのです。
ですから、費用の問題・・・というよりも、便利さと強度のバランスからロープを使っているわけです。
それに、ロープはアタリが柔らかいので建物にキズを付けません。これ結構重要です。

アンテナステーにロープを使う場合は、特に耐候性に注意する必要があります。ポリロープなんかだと、紫外線でボロボロ・・・になってしまうこともあります。
やはりアンテナステー用として販売されているロープか、屋外で使用されることが前提のロープから選択することになります。
でも、アンテナステー用は、ダイポール程度を引っ張りあげることを想定しているようで、細いタイプが殆どです。

肝心のロープの結び方は遠い昔(笑)にボーイスカウトで習った技がとても役立っています。結び方は次の記事で紹介します。ロープを結んで固定する・・・って不安な方もいらっしゃるようですが、工夫次第でとても頑丈に固定することができます。

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コメント

 トラックロープの活用、参考になります。
 以前、運送関係手伝っていた頃、ナンキン結びとか覚えました。
 自分もヨットをやっているので結びはある程度出来ます。最近覚えた結びは身に付かず、若い頃に覚えた結びしか即座に出来ません。(*^^*ゞ
 ロープの端の輪は、アイ(目)スプライスと言い、簡単な編み込みです。これも覚えると自分で好きな大きさで作ることができて便利です。3回編めばまず抜けることは無いそうです。

投稿: JO1KVS | 2007年3月11日 (日曜日) 08時48分

アイスプライスは三本より線しかできません。確か、色々な本数があったように記憶しています。
トラックロープも片側はアイスプライスのような編み込みです。もう片方は開放(なんもなし)。

結び方って知っているととても便利ですけど、確かに昔覚えた結び方しか覚えていませんね。
社会人になってから、儀礼的なヤツをいくつか覚えたつもりなんですが・・・すっかり忘れています。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年3月11日 (日曜日) 10時07分

以下のWebサイトが参考になります.
ロープワークの達人
http://www1.ocn.ne.jp/~tatsujin/ropework/

最近は本も買いました.私は非常に不器用でクツの紐もまともに結べないような人間ですが,こういうマニュアルがあると安心です.

釣竿のステー(といっても実際には落下防止用ですね)には,デベグラスワイヤーを使っています.トラック荷台用ロープは今度探してみましょう.

投稿: Kenji JJ1BDX | 2007年3月11日 (日曜日) 18時57分

3本縒ロープは加工が簡単で便利ですよね。長さが足らない時も、同じ編み方でつなぐことも出来ちゃいます。ショートスプライスって言います。ただ、そこだけ太くなる・・・。
太くならないロングスプライスというのもあるらしいのですが、これは惜しいところまでいくのですが仕上げがわからないくて出来ませんでした。
確かに若いうちに身につけたものは消えないですね~~。
CWも子供のうちにマスターしておけば良かったと思っちゃいます。
靴ひもと言えば、蝶結びが縦に仕上がって長年困っていたのですが・・・最近謎が解けました。本結びとたて結びの違いだったんです。お馬鹿でした。

投稿: JO1KVS | 2007年3月11日 (日曜日) 23時09分

福井さん
ロープをステーにとして活用する記事をずっとお待ちしておりました。耐候性・耐久性に問題がないことは良くわかりましたが、時間の経過と共に伸びてしまいませんか?落合

投稿: M0DCP | 2007年3月12日 (月曜日) 02時55分

落合さん
確かにロープは多少伸びますが、時間の経過でいえば数週間~数ヶ月で多少緩むような感じです。
材質がプラスチックですから暑い日は伸びて、寒い日には縮むように感じていますが、まぁ、大勢に影響ありません。
ステーがいつもピンと張っていないとダメというのであれば、やはりワイヤーやデベグラスになると思います。
ロープの場合は、強風の翌日や数ヶ月に1回はメンテナンスが必要です。メンテナンスと言っても、基本的には緩みを張りなおす程度です。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年3月12日 (月曜日) 12時40分

なるほど、良く解りました。強風の毎にワイヤーの口径が細くなっていくようで心配でした。こちらでもポリプロピレン製6mm のトラックロープは売っているようです。波も乗らずFBですね。次回のためにロープの結び方も含めて保存しておきます!

投稿: M0DCP | 2007年3月12日 (月曜日) 14時28分

ロープに過大な期待は禁物ですが、6mのマストの上に上げたHF-5Bは十分に支えることができています。
ステーは4本ではなく6本程度取れるとより安全だと思います。
引っ張って細くなるようなロープはステーには使えません。一応、立ち木の枝に引っかけて、全体重の乗せてみましたが、ビクともしませんでした。引っ張り加重75kgはクリアしています。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年3月12日 (月曜日) 21時04分

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