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2007年4月20日 (金曜日)

やっぱりバランはDXエンジニアリング

コブラJrアンテナの使い方を色々と試しています。まぁ、簡単にいえば平衡-不平衡部分を担当するバランを手当たり次第に試しているわけです。
以前、移動先で初根omとの実験では1:1バランでもソコソコ使えたので、手持ちのバランを総動員して特性を取ってみました。

手元にはMFJのモービル用のインピーダンス変換トランスもありますので、それも加えての順列組み合わせです。
実験を進めていくとオートチューナーのロス(インピーダンス変換)が気になりました。LDGのオートチューナーのパワーメーターはLEDなんですが180W~140W程度までは150W(この辺は50W刻み)として表示されます。
コブラJrと一緒に購入したW2AUの4:1バランを使うと3.5~10メガまで全部オートチューナーのパワー表示が150Wなんです。

ところが、コメットのダイポール用の1:1バランにMFJのインピーダンス変換トランスの組み合わせで、50Ω近辺まで追い込んでからオートチューナーに接続すると200Wとして表示されます。
つまりオートチューナーで整合する幅が広がる程、インピーダンス変換損が発生する・・・という当然の結果なわけです。QSTのアンテナカップラーの記事には、良くこの変換効率が記載されています。

コブラJrへ効率良く無線機の出力を送り込むには4:1バランで上手に平衡を不平衡にしつつ50Ω近辺まで変換してあげるのが良いわけです。

バランと言えばDXエンジニアリングです。僕はこの会社のバランをとても信頼しています。巨大なのがタマにキズですが、ロスを感じませんし、特性も大変安定しています。大きくて重いのは信頼性や性能とのバーターですね。

パワーメーターが200Wではない理由を推測して、先週DXエンジニアリングに注文した4:1バランBAL200-H10-ATが届きましたので、さっそく他のバランと比較してみました。

SWR値比較表

バラン                          1.8    3.5   3.8    7    10    14     18     21     24     28Mhz

DXエンジニアリング
BAL200-H10-AT        5.2  13.5  14.9   1.8   1.4   2.3    5.2    5.2    5.9     1.5   

UNADILLA
W2AU4  4:1          >25   ←   16.0   5.6   7.5   15.0   >25   12.7  >25    5.4

DXエンジニアリング
BAL050-H11-CT       >25   ←    ←    4.0   1.6   >25    ←     ←    ←     1.4

コメット
CBL-2000                 >25   ←     ←    3.7   1.7   15.0   >25    ←    ←     2.2      

結果はBAL200-H10-ATの圧勝!価格はW2AUの5倍(笑)ですから、当然と言えば当然かも知れませんが、性能は大違い。

いゃぁ、バランって重要ですねぇ。やはり信頼できるバランを使わないとアンテナがパフォーマンスを出せません。
バランをBAL200-H10-ATに取り替えると、3.5や3.8ではやはりロスがあるものの、7~10メガはパワーLEDが200Wを示すようになりました。
それにオートチューナーのチューニングがとっても早い。つまりSWRをみればわかるように、バランの無線機側のインピーダンスがかなり50Ωに近いところになっているようです。

SWRだけみると1.8メガもオートチューナーでチューニングできそう・・・なんですが、チューニングはできませんでした。マニュアルチューナーならできるかも・・・なんて希望を持ってしまう結果ですね。
いづれにしても僕の場合、コブラJrにはDXエンジニアリングの4:1オートチューナー用バランが良さそうです。

しかしバランでこんなに明確な差が出るとは・・・驚きです。DXエンジニアリング、確かな技術に支えられたバランを作っています。決してハイパワー専用ではなく、ベアフットでもその差は歴然です。

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コメント

”やっぱりバランはDXエンジニアリング”ですね!
ごつくて重くても性能が他社のバランとは違いますから結局買ってしまいますね。
家でも使っていますがバランと言えばDXエンジニアリングと言うのがもう定番かも知れませんね。

投稿: JF1UVJ 水村 | 2007年4月20日 (金曜日) 12時47分

そうですね。前回の導入は「気分」と言われればそれまででしたけど、今回は「明確」にバランの差が出ました。
コメットは200Wキャリアの入力でホンノリ温かくなりましたので、やはりロスがあるようです。KW入れるとチンチンになってしまうのではないでしょうか?
DXエンジニアリングは全く変化ありませんからね。その面でも安心だと思います。

実はラダーライン長の変化によるSWRもW2AUバランで計測したのですが、SWRはラダーラインの長さに無関係・・・みたいなデータになってしまいました。これ、どう考えても変だなぁ・・・って思っていました。

面倒なんですけど、もう一度DXエンジニアリングのバランでラダーライン長を変化させて再テストするつもりです。3.5/3.8も7や10メガみたいになってくれれば・・・いいんですけどね。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年4月20日 (金曜日) 20時59分

max10kWということは相当太いワイヤでコイルが巻いてあるんでしょうね。> DXエンジニアリング
その辺が、ロス低減に効いているのかな。
それにしても最近の日本製はコスト優先で、モノがちゃっちい?

投稿: JS1KQQ | 2007年4月21日 (土曜日) 00時15分

そうですね。確かにハイパワー用ですからロスは発熱につながりますので必然かもしれません。
逆に言えばローパワー用だとソコソコで結構作れてしまいますが、ハイパワー用は突き詰めないとマズイ・・・ということになります。
ですからハイパワー用を使うとローパワーでも良い・・・ということになるのではないかと思います。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年4月21日 (土曜日) 09時57分

こんばんは。
えっと…いまさらなことをお聞きしてしまいますけれども…
コブラのラダーラインをICOM AT-4やSGC SG231に接続する場合には、
4:1バランは使用しませんよね…。
これらの屋外型チューナは不平衡出力ですから出力端子に
同軸をつなぐこと自体ができませんし…。
この場合はどう考えるべきなのでしょう。
単に、ラダーラインの端を、チューナのホットとコールドに
つなぐことになりますよね。
チューニング幅がものすごく大きいですから問題なく使えるとは思いますが、
やっぱりロスが大きくなっちゃうのかな…?
うちでは、原岡OMのMDRFなんかでよく使われる
フロートバランを自作してごまかそうと思っていました。
でもこれじゃ、インピーダンス変換はもちろんできません。
(すみません、アンテナ工学をちいとも理解していないのが
ばればれです(恥))

投稿: JE6ACW 下芝 | 2007年4月21日 (土曜日) 22時12分

自己レスです。
ああそうか、トロイダルコア使って自分で変換トランス作ればいいんですね。そうすれば同軸使わずにチューナーに接続できますもんね…。

投稿: JE6ACW 下芝 | 2007年4月21日 (土曜日) 22時14分

うーん、すみません。
コモンモードチョーク(としてのフロートバラン)と
インピーダンス変換用トランスの話がごっちゃになっていました。
大変失礼いたしました。勉強が足りません…

投稿: JE6ACW 下芝 | 2007年4月21日 (土曜日) 22時20分

下芝さん
いえいえ、僕もときどき混乱しちゃいますよ。ラダーラインをチューナーに接続する場合、AH-4などのランダムワイヤー用のチューナーであればホット端子とコールド端子にラダーラインを直接繋げて大丈夫なようです。僕はやっていませんが、米国のハムはそのようにして使用しているレポートが多数あります。
チューナーには必ずロスがあります。無線機内蔵チューナーでも10%位ロスがあったりします。
確かヤエスのFT920は、このロスを無くすため送信時のみチューナーを通す・・・って設定があったように記憶しています。受信時にスルーにするとSが上がった記憶があります。

投稿: JI1ANI 福井 | 2007年4月21日 (土曜日) 22時32分

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