« Google八分? | トップページ | WSJT JT65モード »

2007年5月26日 (土曜日)

FT-450とIC-7000の違い

最近はHFで使えるデバイスが限られているためか、メーカーが違っても同じ、もしくは似たデバイスを使うことが多いです。ファイナルなどで顕著ですね。
DSPも種類が多くないためか、同じようなDSPを使うことになってしまうようです。

先日発売されたFT-450は100W機でコンパクトながらATU内蔵が特色でしょう。IF DSPについては当然のことではないかと思います。DSPを上手に使えばアナログフィルター無線機に劣る・・・ということは現在では無いと思います。

そのDSPですが、FT-450ではアナログデバイセズのADSP-BF531を使っています。IC-7000ではひとつ上にラインアップされているADSP-BF532です。531と532には幾つか相違点がありますが、無線そのものに関連するのはメモリ関係です。

BF-531
・32キロバイトのL1命令メモリSRAM/キャッシュ
・16キロバイトのL1データ・メモリSRAM/キャッシュ

BF-532
・48Kバイトの命令SRAM/キャッシュ
・32KバイトのデータSRAM/キャッシュ

簡単に言えばペンティアムとセルロンみたいな関係です。もちろんDSPの性能で無線機が決まるのではなく、ファームウェアも大きな要素を持っているわけで簡単に優劣は付けられません。
素晴らしいDSPだけど、プログラムが×で安価なDSPに普通のプログラムの方が良かった・・・なんてこともあるのではないかと思います。

IC-7000は自分で使っているのでとても良い無線機であることは良く承知しているのですが、IC-7000はBF-532を2個並べて並列化して処理パワーを向上させて、DSPのパフォーマンスをIC-756Pro2以上(すいません、僕の感覚での比較です)に向上させているのが大きなポイントではないかと思います。

FT-450はBF-531を1個しか使っていないようです。フィルターの特性とか、キャリアサプレッションとか大丈夫なんでしょうかね?それにIC-7000はサンプリング周波数が16khzですが、FT-450は24khzなんです。
サンプリング周波数が上がれば、当然ながらDSPのパワーが必要なわけで・・・。

FTDX9000もDSPのパワー不足で結局DSPをハイパワー化したようですし、FTDX9000の後期と同じDSPを最初から搭載したFT2000はとても評判が良く、実際にFT2000を使っている方の音を聞いても、僕の耳にはFTDX9000初期ロットよりもいい感じで聞こえます。
そういうことから想像するとFT-450のDSPって、そうとう頑張っているんじゃないかとに思います。

でも、あのサイズと価格でATU内蔵は素晴らしいですし、できればその特徴をもっとアピールして米国のようにATU「無し」の廉価版も国内で販売して欲しいですね。
安価なHF固定機の発売で、少しはHFにでてくる方が増えるのではないかと期待しています。

|

« Google八分? | トップページ | WSJT JT65モード »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/494/15207417

この記事へのトラックバック一覧です: FT-450とIC-7000の違い:

« Google八分? | トップページ | WSJT JT65モード »