パッチンコアでノイズ激減
24KGをGP化して快調に動作しています。先日、ローバンド用の同軸を撤去しました。その時に同軸に入れていたコモンモード対策のパッチンコアを外しましたが、そのまま外したコアを使わないのは勿体ないのでV/UHF用の10D-2Vへ挟み込みました。
挿入した場所は給電点から5m程度の場所で、アパートの屋根から壁に引き込む場所です。
ちょうど同軸の上空1.5m程度のところにコブラジュニアのエレメントがあって、特にインターフェア問題は発生していませんでしたが、予防的な意味合いと、何か変化があるのかなぁ?って感じで入れてみました。
すると・・・・
2mで聞こえるパチパチ・・・・って感じのノイズが全く聞こえなくなりました。ちょっとオドロキです。今まで散々コアのお世話になりましたが、ノイズについては「レベルが下る」だけで「消える」ことはありませんでした。
今回は綺麗サッパリ「消え」ました。430では元々そのようなノイズは聞こえませんでしたので変化ナシ。
受信感度・飛び具合も特に変化ありません(当然ですね)。2mはノイズブランカーを入れることが多かったのですが、コア対策以降、ノイズブランカーは不要になりました。
入れたコアは愛用のTDK ZC3035で16個数珠つなぎで入れました。入れ方は単純に10D-2Vに挟んだだけ(1回巻)です。今回は16個という数が効いた原因だと思いますので、数個程度では効果は疑問です。
このノイズは近くの電柱からでているように想像していますが、同じようなパチパチッって感じ(ザーではない)のノイズが聞こえる方は試してみる価値があると思います。
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コメント
こんにちは、久しぶりに書き込ませていただきます。私は以前からGPの同軸ケーブルがアンテナに
なってしまうのでは?と不安でした。原理的にはバランなしのDPに給電するのと同じ?で同軸ケーブルに電波が乗ってしまう、あるいは受信してしまうと思うのです。本当はGPにもバランが必要なのではないかと思うのですが?皆さんいかがでしょうか?
投稿: 矢島光貴/JK1XDX | 2007年6月20日 (水曜日) 10時19分
矢島さん
ども。ご指摘の件はバランの定義で変わってくると思います。バランを平衡-不平衡のコンバーターとして捕らえるとGPには不要ということになると思いますし、バランはコンバーターの他にマッチング的な要素も含むと定義すると、必要という答えになるのではないかと思います。
バランの定義とは別にコモンモード対策とい視点では、基本的には同軸はアンテナになりますので何らかの形でアンテナから同軸を切り離すために俗に言うチョークが必要になると思います。
解釈が色々あるので難しいとは思いますけど、僕は基本的には何らかの形でアンテナと同軸はアイソレーションしない限り、同軸はアンテナだと思います。
同軸がアンテナと考えれば、僕が使っているダブルシールドの同軸を使う理由がご理解いただけると思いますけど、どうも、同軸はアンテナだと考える方は少数のように感じています。
もちろん、同軸も設計インピーダンスでは、所謂同軸になっていると思いますけど、設計インピーダンスから外れると、アンテナになると思います。エレメントが伸び縮みしたり、インダクタンス可変のコイルが無い限り、同軸の設計インピーダンス「のみ」の状態というのはあり得ないと思います。
投稿: JI1ANI 福井 | 2007年6月21日 (木曜日) 22時28分
福井さん、コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、この場合バランではなくチョークが正確ですね。同軸がもう1本のラジアルとして働いてしまうとするとアンテナの特性に影響が出てきますね。ここらへんはシュミレートすると面白いかもしれません。
投稿: 矢島光貴/JK1XDX | 2007年6月25日 (月曜日) 11時15分
こんにちは。 大変興味のある記事です。 コアはリグとリニアの直後には入っていますが、アンテナまでの同軸の途中には入っていません。 福井さんの記事を読んで入れてみたくなりました。 ノイズに大変悩んでおります。 (^^;)
投稿: JP1LRT | 2007年6月28日 (木曜日) 11時17分
ども。アンテナの給電点の同軸にも5個1回巻で入れて、リグ側も同じようにコアを入れてある状態での実験でした。
真ん中だけ入れたのであれば理由は判るのですけど・・・・両端のコアは数が少なかったということかもしれません。
投稿: JI1ANI 福井 | 2007年6月28日 (木曜日) 21時37分