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2007年9月21日 (金曜日)

OPA627AUとBP

ここのところ、とっても忙しくて無線関係の時間が中々とれません。

とっても気持ちが良くなるオペアンプ、バーブウラン(TI)のOPA627BPについては以前記事にしました
引越し後は無線用のスピーカーはアンプ内蔵のBOSE M3に変更したため、パワーアンプRSDA302PとスピーカーSC-M53のセットはフルハイビジョン液晶モニター用のAVアンプとスピーカーとして利用しています。

さてOPA627BPはDIPパッケージですが、627のSOPパッケージとしてOPA627AUがあります。
AUはBPのように選別品(BPはAPの選別品)ではありません。
OPA627AUをBrownDogのSingleSOPx2→Dual DIP変換基盤に乗せると、一般的なDIPタイプのDualオペアンプとして利用できます。つまりDIPタイプの5532や4580と差し替え可能になります。

627BPは「目から鱗」だったので、弟分の627AUもどんな音を奏でるのか気になります。627AUの価格は627BPの2/3程度とBPよりもお手頃ですから、BPのような清水の舞台から飛び下りるような気分ではなくて「今日は少し飲んだなぁ~」的なノリと、お兄さんがあれだけできるのですから弟もソコソコ・・・という安心感(?)で購入できます。
※価格は他のオペアンプと比較してはダメです(笑)。

さて、RSDA302PのラインアンプをOPA627BPからAUに交換して、二週間程毎日数時間エージングしました。

端的にBPとAUの違いを説明すると低域がBPの方が力強く感じます。裏返しで言うとAUの方がワイドレンジ感があります。
でもって、聴いた時の再現力(表現力?)は、やはりBPに軍配があがります。特にボーカル系ですね。でも、BPとAU価格差を考慮すると・・・難しいところですね。AU+ブラックゲートで疑似BPって感じ?

音楽の場合でも、僕のようなリズムセクションが元気な方が好きな場合であって、クラシック中心だとAUの方が好ましいという評価もあり得ると思います。

誤解を恐れずにいえば音楽などを聴くのであれば、やはりBPをお勧めしますが、無線用と限定するとAUで十分な気がします。
もちろんBPの方が良いのですが、BPとAUの差を感じることが出来るほど送りの音質と受信の音質が良いケースは・・・・残念ながらそれほど多くないと思うからです。

ついでにJRCのNJM5534との比較もしてみました。
価格的に言えば反則の比較ですが、実際モノが違いました。OPA627AUの圧勝です。(OPA627BPとの比較だとBPのブッちぎり)
もちろん、OPA627BP/AUの音を「色付け」と感じるか、「奏でる」と感じるかの差で、僕のように「奏でる」と感じる場合は・・・という条件付での話。

う~む。IC-7800のオーディオスペシャルバージョンは無理かなぁ・・・。IC-7800ASPって名前で。
送信はバランス入力をサポートして、マイクアンプをクラスAのディスクリートアンプ(トランスでもいいけど)に変更。音の加工の部分はコンプレッサーを500hz辺りのクロスオーバーでデュアルバンド化しつつニーの設定にソフトを加えて、遅めのアタックと早めのリリースにも調整可能。変調の直前でアンビエンスコントロールも追加。
受信はパワーアンプとヘッドホンアンプの手前をOPA627AUを前提に周辺回路の定数を若干変更・・・。
送信は難しいと思うけど、受信は消費電流問題がクリアできればできそう・・・だし、効果は多分「!」って位ありそう。でも、せっかくだからオーディオ系のコンデンサーはOSコン、できればブラックゲートにしたいなぁ・・・などと妄想するのでした。

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