MicPreamp動作確認OK
今日、待ちに待ったバランスラインドライバーTHAT1646が届きました。早速、今回のマイクプリ自作の発端となったマイクアンプや他の基板と接続して音出し。
ウゲッ!想像以上にドンスカ系・・・・・・
THAT1646はエージングが必要なタイプに見えますので、取り敢えず一日ほどエージングしてからHeilのPR-40を使ってテストしてみました。
出音はドンスカでびっくりしたのですが、一日エージングしたら狙い通りスッキリ系の音になりました。いゃぁ、良かった。しかし、これ変わり過ぎです。
このマイクプリ、音に真空管アンプのような雰囲気があります。このファットな雰囲気は思い切って奮発したアウトプットトランス LUNDAHL LL1524によるところが大かな?
トランスは初めて使うのでチト心配だったのですが、多分使い方は間違っていないと思います(笑)。
愛用のマイクプリ、VoiceMasterProと比較すると高域が多少落ちている感じがします。その代わり「しゃ、しゅ、しょ」等の擦子音が綺麗にでてきます。
今回は無線用のマイクプリアンプとして考えているので、高域がタレるのは構いませんけど、これは予想外。ラッキーです。
A級ディスクリートのVoiceMasterProと比較しちゃ可哀相ですが、エージングしていくと音が変わるので、本格的な評価は音が落ち着いてからですね。この様子では最低一週間は必要ではないかと思います。
なにはともあれ動作確認はOK!
エージングすればメイン機として使えそうな音がでてきて一安心です。
各基板はまだ固定していませんし、場所も暫定というか、適当配置です。それにマイクアンプはケースに入ったままです。
これからマイクアンプ基板のみを取り出し、各基板をなるべく短い配線で接続して、ノイズが入らないレイアウトを考えて固定するつもりです。
ラインアンプのオペアンプは交換可能なので、NJM5534Dで動作確認してから、LME49710などシングルのオペアンプを差し替えてみましたが、期待通りそれぞれオペアンプの音が楽しめます。
当分の間、とっかえひっかえして遊べそう(笑)。
ラインアンプの増幅率が高いためか、想像以上にオペアンプで音が変わるので驚きました。ユニティゲイン付近でオペアンプを使うヘッドホンアンプとちがって出音で違いがわかります。
現在はマイクアンプの出力に直列に入っているボリュームで全体のゲインを調節していますが、途中にアッテネーターを入れるのはS/Nの点でも良くありません。
そこで、マイクアンプの出力アッテネーターは取り外して、ラインアンプを現在の40dB固定から3~35dB程度までゲインを可変にして調節するように変更するつもりです。
今までは音が出ないので辛かった(?)けど、ここまでくれば音を聴きながら仕上げることができますので、なんか力が沸いてきます。
なんせ、このマイクプリ、実は野望(?)の第一段階なのです。頑張って仕上げないと・・・・。
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コメント
いよいよ部品が揃い、組み立てと評価が始まりましたね。
期待通りに行くところと、上手く行かないところなど出てくるかと思いますが、『野望』実現のため頑張って下さい。
ところで"全部"乾電池駆動なんか面白くないですか? (ダイソーが味方に付いてますよ!
)。
電池男より。
投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年3月19日 (水曜日) 12時48分
早坂さん
マイクアンプ基板も載せてフタが閉められるようになりました。現在基板の配置を検討中です。
デキはソコソコでVMPよりも少しS/Nが落ちますが音質的にはかなり近づいたレベルになっていると・・・・自分には聞こえます(笑)。
ただし想像以上に音がVMPしていまして、もっと野太い音にするつもりでしたが、かなり上品です。
VMPに近いレベルということはとても嬉しいのですが、既に持っているVMPと似ているというは、それはそれで残念な・・・複雑な気持ちです。
もちろん、自作の方がVMPよりも多少太いですが、もっと太くなると思ったのですけどねぇ・・・。音質チューニングはボチボチ進めることにします。
投稿: JI1ANI 福井 | 2008年3月20日 (木曜日) 01時07分