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2008年3月27日 (木曜日)

バッファ(ボルテージフォロワー)

製作中のマイクプリアンプ、電源を入れてエージング中ですが、ほんの少し音が弱いように感じます。
なんというか、まぁ、誤解を恐れずに言えば少し迫力に欠けるわけですが、音自体は破綻なく、とっても上手く纏まっています。

オペアンプは結構種類によって音が変わるのですが、LME49710は音の色付けを感じさせず、空気のような感じで自然な音で聞こえます。
この自然に聞こえるのがLME49710の特徴のようです。ある意味、マイクプリアンプには大変相性の良いオペアンプと言えるのではないでしょうか?

このLME49710についてググッて色々と調べてみると「迫力に欠ける」のは僕のマイクプリだけではなく、どうやらLME49710に共通の評価のようです。
ネット上ではヘッドホンアンプに応用している方の記事を読むことができますが、能率が低い高級ヘッドホンだと、ちと駆動力不足との指摘も・・・。

そこで、代表的なオペアンプの電流出力に注目して調べてみました。

LME49710  +-26mA
OPA627BP +-45mA
OPA2604   +-35mA
OPA2134   +-35mA
AD8610     +-45mA
AD797      +-50mA

5532はデータシートに出力電流の記載がありませんが、ショート時の最大電流が38mAとなっています。すると出力電流はそれ以下となります。

なるほど、確かに有名どころと比較して49710の出力電流は少なめです。
そのためか、実はLME49710には、専用(?)バッファICがあってLME49600としてラインアップされています。

LME49710と組み合わせてヘッドホン駆動に・・・と紹介されていますので、49710は少し馬力不足な面があるようです。であれば、LME49710の後にバッファを入れてあげるといいのかもしれません。

バッファ・・・・で思いつくのが、オペアンプを使った「ボルテージフォロワー」です。外付け部品が不要の単純な回路で、すぐに作れそう。
Opamp 手持ちのオペアンプの中で電流出力が大きい虎の子OPA627BPで試すことになります。

「う~ん、やってみっか・・・」

ラインアンプは2回路用ですので1回路分余っています。早速ボルテージフォロワー用に本来抵抗を入れる場所をジャンパーして組み上げ、ラインアンプLME49710とバランスラインドライバーTHAT1646の間にバッファとしてボルテージフォロワー回路を入れてみました。

「おおっ!」

ボルテージフォロワーはゲイン0ですから、あってもなくても最終的な出力レベルは変わりません。
でも、バッファを入れると「音が大きくなった」ように聞こえるから不思議です。力強い音質は無線では大変重要なポイントです。

それと、例えユニティゲインでもオペアンプの特徴はハッキリでてきます。OPA627BPの特徴が自分の声にかかって、自分の声が楽器になって音色を奏でるような感じです(笑)。
それと音に広がりがでて解放感があり、ヌケも良くなります。
これは凄いですね。やはりOPA627BPは他のオペアンプとは一線を画す(音も価格も・・・)オペアンプです。

追加したパッファは最初NJM5534でテストしましたが、5534でもやはり音が太くなりましたので、別にOPA627BPを奮発する必要はありません。
ただ、どうしてもオペアンプによって音が変わりますので、オペアンプの組み合わせによる音質変化は、自分が気に入った組み合わせをボチボチと検証して見つけていくつもり。
そのために他と同様、ソケットにしてあります。

今回、あまり結果を期待せず、実験的にバッファを挿入してみましたが、声が太く、安定して「迫力」がでる結果になりましたので、このまま入れることにしました。

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コメント

ヌケが良くなったりするのは、入力側と出力側を分離するというバッファアンプの特性が効いているということなのでしょうかね。
とすると、マイクからまずバッファアンプへ入れてしまうというのも考えられるけど、それだとちょっとパワー不足ですか。

投稿: JS1KQQ | 2008年3月29日 (土曜日) 00時01分

KQQさん
広がりとヌケはOPA627の特徴です。バッファ効果というよりもOPA627効果と考えています。
この辺りはバッファに使うopampで多少違ってくると思いますが、マイクからバッファに入れるのはアリです。
今回のマイクプリも初段のopampの前に2sk30を2本使ったアンプが入っていますが、こちらの目的は増幅というよりもインピーダンス変換です。

投稿: JI1ANI 福井 | 2008年3月30日 (日曜日) 08時33分

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