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2008年4月20日 (日曜日)

ADCへのバランス入力

今回製作したADCは領布基板を使っています。入手先はネットでは有名な「お気楽オーディオキット」です。
基板と主要部品(ADCやクロック水晶など)がセットになっており、後は一般的な部品だけ自分で購入するスタイルです。

今回製作した「AD変換基板 PCM1804」のアナログ入力回路はTIのアプリケーションに紹介されている下の回路と若干定数は異なるものの、ほぼ同じです。
Pcm1804_input
このアナログ入力回路の目的は三つあります。

1.アンバランス入力をバランスへ変換する
2.入力信号レベルを-4倍に落としてADCの入力レベルに合わせる
3.ADCに不要な帯域をLPFでカットする

僕の場合1の機能はマイクプリアンプがバランス出力なので不要ですが、2と3は必要。

ふむ。

まぁ、やってみた方が早いので、実験としてADCに一番近い0.01uFのVin-/Vin+のところに、マイクプリアンプのバランス出力をそのまま直結しました。

マイクプリアンプの出力はアウトプットトランスが入っていますので安心して実験できます。
直結だと余計な素子も入らず音が良いかも??と期待して実験したのですが、でてきた音をモニターしてみると音が痩せてしまってNG!

どうやらADCの入力インピーダンスとミスマッチしているようです。もしかしたらADCの入力インピーダンスって低いのかな?仕様書には平衡入力時のインピーダンスは特に記載されていません。
省略している LPFを追加して、この音が良くなるとは思えず、この案は却下。

ADC側から順に考えていくと、その次は2個のオペアンプでバランス増幅している前で、10uFの電解コンデンサーが入っているところ。
電解コンデンサーを取り外してADC側に入力端子ピンを取り付ければokです。

TIの資料の通りにオペアンプは手持ちのOPA2134を入れ、マイクプリの出力を接続してみると、アナログと同じ本来の音がモニター機材から聞こえます。

ついでに手持ちの2回路オペアンプを取り替えてみると、LM4562とかでもいい感じです。でもって、好奇心で変換基板に載せたOPA627AU*2を試してみました。

「・・・・・・・」

う~む。これは犯罪です。

「なにこれ??」って感じ。
他のオペアンプと広がり感が全然違う。次元が違います。
僕の聞き違いで、実はそれほどでも無い・・・・ハズと思ったものの「ヘッドホンで聞いているのに、スピーカーで聞いているような感じ」(byローカル局)ということで、僕のプラシーボ効果ではありません。
本当はこの部分にはLME49720かLME49860を取り付けようと思っていましたが、OPA627AU*2様の指定席となりました。

まぁ、回路的に考えればデジタル化する前のアナログの最後の部分ですから、最終的な音に対する影響が大きいことはわかるのですけど・・・。
因みに、PCM1804の発売当初の資料ではOPA2134の代わりにOPA627を使った回路図が載っていますから、組み合わせが悪い筈はありません。

マイクプリアンプ~デジタル変換まで3個(4回路)のオペアンプを使いましたが、現在ではOPA637BP(マイクプリ増幅)→OPA627BP(バッファ)→OPA627AU*2(平衡増幅)となっています。
これ、音が良くて当たり前ですわ。

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