やっぱり電源容量不足に・・・
自作したマイクプリ、ADCが動いたのはいいんですけどADCのデジタル回路が大飯食らい(15V120mA)のため、電源が容量不足気味。
トランスに耳を近づけるとブ~~ンって唸ってますし、マイクプリの出力にもブ~~~ンってハム音が少し混ざるようになりました。
本来このケースに納まっていたエフェクター回路にはオペアンプが十数個使われていたため、電源容量的にはオペアンプ数個のマイクアンプは全く問題ありませんでした。
でも、さすがに100mAを超えるADCは負担が大きいようでレギュレーターの+側放熱器もアチッって感じで「もう限界」と訴えています。
そんなわけで、早速マイクプリアンプ用のトランスを物色。
20~25V程度のトランスは沢山ありますが、1Uに納まる背が低いトランスは種類が少ない上に高価です。
オーディオ用としてはトロイダルコアのトランスが背が低く、磁束の漏れも少ないため人気があり、マイクプリにはうってつけなんですが、高価だし種類が少ない。
そこでネットで安くて1Uに納まるサイズを条件に探して、外国製の0-25V*2で30VAのトロイダル電源トランスを見つけました。
価格も2.5Kとお買い得。この価格なら良く見かけるEIコアの電源トランスとそれ程変わりません。
サイズは直径67mm高さ28mmですから、固定具を含めても1Uケースに納まりそうです。トロイダルトランスは留め具が上蓋に接触すると、トンデモないこと(磁束の真ん中に鉄柱・・・)になるので注意しないとね。
今回注文したのはMULTICOMPのMCTA030/25というタイプ。Farnell Newarkの日本代理店Leocomから注文しました。
スペック
トランスを固定する取り付けボルト部分が長いので一工夫必要ですがUL規格も通っているので燃えたり・・・という心配はないでしょう。
実際にはAC100Vで使うので出力電圧は25x0.87=21.7Vになりますから15~18V辺りには丁度良い感じです。
マイクプリアンプは現在+-15Vで動作させていますが、今度は電圧を+-18V近くまであげてオペアンプの定格上限近くにしようと思っています。
今までの経験だと、オペアンプは電源電圧を上限近くまで上げて動作させた方が音が良いからです。
高電圧化は最初から考えていたので、電解コンデンサーや回路定数は18V程度でも耐えるようにしてあります。
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