FTDX9000のCPUボード判明
特報
日頃お世話になっている某omからの情報提供により、ヤエスのアマチュア無線機の最高級機FTDX9000に搭載されているCPUが判明しました。
このCPUポードは無線機本来の送受信には無関係で、表示系のコントロールを行っています。
バーテックスからの情報では「Linuxでコントロールしている」という簡単なものだけ。
表示系とは具体的にスペクトラムスコープやログ、ローテーターコントロールなどを担当していると推測されます。
まずは格納されている状態から・・・・。
ファンレス設計ですからアルミ製のヒートシンクがど~んと乗っていますが、I/Oをみると、なんとなく普通のPC(ディスプレイにUSBキーボード、音声I/Oetc)に見えてきます。
もしや・・・・
ヒートシンクを外すとCPUボードが見えてきます。CPUはVIAのEden 6000じゃないですかぁ・・・。メモリーはノートPCに良く使われているSO-DIMMの256MB。
う~ん、一般的なCPUマザーボードの作りですね。
なんか、これみるとCPUをもっと高速なタイプに変更したり、メモリーを512MBに増やしたくなるのは僕だけ?
するとLinuxが入った外部記憶装置はどこだぁ?? っと探すと基板の裏側からCFカードがコンニチワ。
起動時間は基本的には外部記憶装置のReadのスピードが支配的ですから、このコンパクトフラッシュを最新の高速タイプに変更すれば、起動時間が早くなります。
それにしてもOSが入って256MBとは・・・・。まぁ、Linuxは軽いですからね。不思議はありません。LinuxはVINEのようです。
基板上にこのCPUボードメーカーの品番が記載されています。FTDX9000に搭載されているCPUボードは汎用組み込み用のNEXCOM EBC365です。
ボードのスペック的にはメモリ512MBとEden8000が載りそうです。
汎用ボードを使って上手にコストダウンしている感じでしょうか? 腕に覚えのある方はVINEを触って、ログやスペクトラムスコープの機能を追加することができますね。
メーカーも無線機本来の送受信部分に影響ないなら仕様とかを公開した方が良いように思いますけどねぇ・・・。
普通のPCが無線機に内蔵されているわけですから、CPUとメモリーを強化、CFタイプのHDDを搭載して普通のWindowsXPにしてSDR化したり・・・とか、相当遊べます。
そこまでやらなくても、オーディオI/Oを引っ張りだして、他の無線機の出力を接続するとか・・・。
既にomはメモリを512MB化されたそうですが、起動時に少し早くなったかな?程度の改善だったようです。
Linuxですから、もともとメモリの使用量が少ないためでしょう。Windowsなら目に見えて早くなるところです。
なおICOMのアマチュア無線機、IC-7800では「IC-7800のすべて」に記載されているようにTRONを使っていますので、このような汎用組み込みCPUボードは存在しません。
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コメント
これは凄いわ
良くまぁ、調べましたね
ネ申認定しました!
投稿: 2chからきました | 2008年5月 7日 (水曜日) 19時42分