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2008年5月 8日 (木曜日)

電源による変調の違い

電源と音質」でスイッチングACアダプターとトランス式安定化電源による音の違いを記事にしましたが、無線機でも同じようなことが起きるだろうなぁ・・・と思いました。

僕はスイッチング方式の電源もトランス式の電源も持っていますし、DC電源で動作する無線機としてIC-7000を常用しています。
そこでIC-7000で、スイッチング電源とトランス電源を切り換えて、送信音質の違いを見てみることにしました。

テスト機 IC-7000を使って50MhzのSSBでダミーロードに送信。
IC-7800で受信し、受信音のデジタル出力をそのままサウンドカードのデジタル入力に接続して録音しました。
録音は受信音そのものに非常に近くなっています。もちろん、mp3に変換しているので多少劣化しています。

スイッチング電源                         トランス式電源

第一電波工業 GZV-4000              DAIWA PS-310MD
残留リップル 14mV                       残留リップル 0mV(測定限界以下)
Gzv4000 Ps310md
両電源とも100W機の電源としてかなり普及している電源だと思います。電源容量は40Aと30Aで異なりますが、IC-7000はピークで23Aですから、容量の余裕は異なりますが、条件はほぼ同一ではないかと思います。

電子テスターのACレンジで残留リップルを調べてみましたが、PS-310MDでは0mVとなり、長年酷使したにも関わらずテスターの測定限界以下と大変優秀でした。

このような実験は初めてで、今までそんな事は意識せずに、スイッチング式とトランス式をファンの音とか、放熱具合(暑いとか)で使い分けていました。
まぁ、基本的にはノイズが怖いので無線機には可能な限りトランス式の安定化電源を使っていますが、GZV-4000はノイズが気になったことが無く、無線用として重宝しています。

録音ファイルは前半はスイッチング式電源のGZV-4000、後半がトランス式電源のPS-310MDです。
その違いは?

マイクを代えたようには変わりませんが、変調音の全体の印象が変わっているのがお分かりでしょうか?
朗読が下手くそで発音とかイントネーションが違っていますので、細かい所よりも全体的な印象を五感全体で受け止めてください。

僕は後半(PS-310MD)の変調音が落ち着いて、深みを感じさせるようで好きです。

ということで、今までIC-7000にはGZV-4000を使っていましたが、シャックで予備としてスタンバイしているPS-310MDと交代することになりました。

但し、回路やデバイスが枯れたトランス式と異なり、スイッチング式はデバイスも回路も日進月歩で進化しているため、最近のスイッチング電源では異なる結果がでる可能性が高いので、今回の実験だけでスイッチング方式は・・・とか、トランス式は・・・と決めるのは早計です。

でも、本当にIC-7800のトランス式外部電源、欲しくなったぞぉ。

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コメント

こんにちは。
ズバリ、後半の方がFBな音がしますね。低域がしっかり出て迫力が増している割には、輪郭がハッキリしているのでいい感じです。

ええーい。もう、ここまで来たら次はエボルタで評価するしかないでしょう!
あ、短時間の評価ならオキシライドでも良いかな??

ひゅ~どろどろどろ~。happy01

投稿: JA1BBP 早坂 | 2008年5月 8日 (木曜日) 12時35分

早坂さん
こんにちは。エボルタは以前のようなレースカーを走らせる宣伝をしていませんので、松下さんに提案するかな?
南の島からエボルタを使ってQRV!世界中に強力でクリーンな電波でニューエンティティーを提供!!
・・・・理解できる人が少なすぎるからボツ?

投稿: JI1ANI/福井 | 2008年5月 8日 (木曜日) 12時45分

こんばんは。

やはり電気の源である電源は大事ですね。
早坂さんのマイク用電源のテストでも見られるように
電源でこれだけ変わるのがわかるといい電源を作りたくなりますね。

投稿: JF1UVJ 水村 | 2008年5月 8日 (木曜日) 22時39分

水村さん
そうですね。容量不足とかは論外として、良い電源を考えるキッカケになりました。
無線を知らない音楽好きに聞かせたところ、やはり後者の方が良いとのことでした。

投稿: JI1ANI 福井 | 2008年5月 9日 (金曜日) 00時16分

今日、気がついてリンクを見たのですが。
カレントミラーが良いのは、あちらこちらで言われていることなので、まぁ、そんなものかという感じでした。
意外というか、驚いたのが3端子レギュレータの素性の良さです。ある意味二束三文で売られているのですが、何の工夫をしなくてもそこそこ(というか、かなり)の性能がでるのですから、抜群のコストパフォーマンスですよね。通常の用途で、これ以上の性能が必要とされることは希でしょうし。
私自身、半導体デバイスの設計をやっているんですが、改めてデバイスのあるべき姿を見たような気がします。
汎用部品、恐るべし...。

投稿: JS1KQQ | 2008年5月11日 (日曜日) 00時26分

KQQさん
その通りだと思います。
マイクプリは容量不足なこともあって、ディスクリ電源へ変更しましたが、電源による差は感じられませんでした。
ほんの少しはあるのかもしれませんが、製作の容易さという点では、部品点数だけみても3端子レギュレーターはダントツです。
簡単・高性能ということでは3端子レギュレーターが一番でしょうね。

投稿: JI1ANI 福井 | 2008年5月11日 (日曜日) 04時11分

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