トランス交換
マイクプリアンプのトランスは「整流後25V」と思っていたのに、寝ぼけて「交流25V」と勘違いして買ったものを使っていました。
25Vだと整流後は33V程度。出力電圧は17V程度ですから電圧制御のパワートランジスターに負荷がかかって放熱器がアッチッチ。このままではレベルメーターとかの回路を怖くて組み込めません。
そこで、トランスを見直すことにしました。トランスは海外製のため入力がAC115V仕様ですから出力電圧も多少下がる前提でトロイダルトランスを探すと、同じMULTICOMPの15V1.67AのMCTA050/15だと塩梅が良さそうです。
間違えて購入したのは24V 0.6A 30VAですが、トランスは余裕がある方が良いのでトランス容量も50VAへ増やしました。購入先はFarnell-Newark。
一週間程度で注文したトランスが届いたのでトランスを交換しました。
トランスの容量アップで一回り大きなドーナツになったので、固定金具が中心からズレたり、ヒューズケースと干渉しちゃっています。
う~ん。トランスって迫力がでてきましたのは嬉しいですが、やはり安全のために固定ボルトの位置をもう少し左へ移動させて、周囲とのクリアランスを取るべきですね。
因みに交換前はこんな感じでした。
回りの部品と比べると二回りくらい大きくなった感じ。
入力AC100VでMCTA050/15の出力をSBDでブリッジ整流するとDC19V程度となりました。
このトランス、DC15V用の電源トランスとして重宝しそう。
トランス交換後、出力電圧は17.5Vに設定して数時間通電していますが、パワートランジスタの放熱器も室温程度のまま。
これならもう回路を増やして消費電力が増えても、放熱器は以前のようにアッチッチにならないでしょう。
音は以前よりも心持ち落ち着いたような、深みのある音になったように感じていますが、これはプラシーボ、というよりも、僕の願望でしょう。
さて、これでやっと「余裕のある電源」になりましたので、マイクプリアンプ部のレベルメーター回路を追加する環境が整いました。
レベルメーター用の多数のLED用の穴あけがありますので、落ち着いてボチボチやっていきたいと思います。
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