MFJ-1924の不調
昨晩まで快調に動作していたベランダのスクリュードライバーアンテナがおかしい・・・。
どのバンドでもSWRは3程度にしか落ちないし、マッチングコンデンサーの容量を調節しても駄目。SWRが下がるのはマッチングコンデンサーをスルーした場合でSWR3です。
東京は連日の猛暑、アンテナは日に炙られてとても高温になっているハズで、高温による影響を考えました。
屋外のアンテナを冷やす方法もありませんので「夜になって多少でも冷えるのを待つか・・・」
と暫し諦めモードへ。
冷たい麦茶を飲みながらテレビをみていて
「ん、このアンテナは米国海兵隊向けのアンテナで、イラクでも活躍中のハズ。イラクだったらもっと暑いし、これしきのことで不調になるようなアンテナなら軍に採用にはならないだろうし・・・・。」
という当たり前のことに気づきました。すると原因は他の部分かな・・・
ベランダにでて、エレメント、給電点の各ナット、マッチングユニット、同軸のコネクターを全部点検。蝶ネジと円形端子の接点が梅雨の雨で多少酸化しているものの、異常ナシ。
念のため、全体を緩めてから締め直してから再度計測、でもSWR3のまま。
変だなぁ・・・・困ったなぁ・・・・やっぱ、アンテナかなぁ・・・・・
そこで、コイルを上から下まで上下して、変なところに共振点がないか調べてみました。
すると、いつもとは逆の方(巻き数の多い方)でハイバンドの綺麗な共振点があります。マッチングコンデンサーの容量も、いつもの通りでSWR1.0とバッチリ。
あん?
そこで各バンドを調べてみると、コントローラーの数字は違いますが、各バンドの差の数は一致。
アンテナの不調ではなく、モーターコントローラーの問題のようです。
つまり表示される数字は変だけど、アンテナの動作自体には問題がないようです。
コントローラーはアンテナのコイルの上端か下端を起点に設定(0にリセット)して、カウントしていきます。
基準点を0とすると+と-でカウントするのですが、コントローラーで自由に設定できます。僕は上端で0にして、巻き数が増えるとカウントアップしていくように設定しています。
14メガで36、7メガで90、3.5メガで200って感じです。
う~む
どうやらコントローラーの基準点が逆になってしまって、本来0であるハズの位置は上端なんですが、下端になってしまっているようです。
ですから14メガ用に36にしてテストしていましたが、表示と違って実際はコイルの巻き数は300辺りになっているんです。そりゃ、同調していませんよね。
そこでコントローラーMFJ-1924をリセットして、再度セットアップで設定したところ、昨日のように快調に動作しました。
MFJ-1924はデジタル表示だし、メモリーもあって、1タッチQSYで便利なんですけど、表示を信用すると今回のようなことになっちゃうわけです。
暑い中、ベランダに何回もでてアチコチ点検したのは無駄ではないけど、一汗かいちゃいました。
そういえば、前にも似たようなことがあって焦りましたが、MFJ-1924はどうもソフトにバグが残っているように感じます。まぁ、MFJですからね
でも、怒りよりも不思議と「お~、暑いからお疲れなんですねぇ・・・」労ってあげたくなるMFJの製品、僕は好きです。
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コメント
小生もアメリカ製のスクリュードライバーANTにこの1924を組み合わせて自動車モービルで運用していましたが、2年くらいたってから全く作動しなくなり廃棄しました。気局のお話のように、数値でバンドを示し、メモリー機能があるのでたいへん重宝していましたが、ご指摘の通りMFJせいなのでこんなものかと・・・。高い授業料になりました!現在はセットにあるシーソーSWで、コイル部分にテープを張ってバンドを目視で設定、ある程度コイル高さを調整してから送信SWR微調整をしています。
PS:小生ロットはスタートが逆になったことはありませんでした。また購入しようか迷っています。アナログが一番安定していますね。?
投稿: JG1QWL | 2019年12月27日 (金曜日) 12時01分
QWLさん
やはり数字で表示されて、メモリできるのはとても便利ですよね。
私のところでは、時々スタートが逆転するものの、それ以外では問題なく動作しています。最近はアンテナ本体のリードスイッチが接触不良になって、自動カウンターはつかえなくなりましたが、手動でチューニングしてつかっています。
なれれば、回転している時間で大凡の位置はわかりますし・゛・・・
しかし、それでは普通のスイッチとしてしか利用していないことになりますね。
投稿: JI1ANI/福井 | 2019年12月29日 (日曜日) 05時41分