PT-8000発売中止
以前、このブログでもご紹介したドイツのHilberlingから発売されているPT-8000が発売中止になったようです。
リリース文がドイツ語ですので自動翻訳で試したのですが、発売を中止したことがわかりました。
Hilberling PT-8000の販売代理店であるARRAY SOLUTIONSにはヒルベリングのハンス社長が英語で理由を説明しています。
Message from Hans Hilberling
I regret to announce today that Hilberling GmbH has cancelled the production of the PT-8000 series of transceivers. I am really sorry that this will cause disappointment on your side. Let me explain briefly what had led to this decision:
Hilberling had to counteract continuously obstacles to meet EU wide requirements. This has forced us multiple times to change the design of this high-end transceiver which often has been in conflict to our design goals. We finally could meet all our design numbers within a few prototypes but we and the numerous suppliers were not able to guarantee these numbers for the line production. Measures that would have to be taken to guarantee the specifications are in no way cost effective. All this has led to the a.m. decision to put everything on hold.
Hilberling apologises for any inconvenience you had. We deeply appreciated the confidence you demonstrated for the PT-8000 series of HF/VHF-Transceivers.
Hans Hilberling July 24, 2008
ハイスペックですから事情は理解できますが、それにしても残念ですね。
PT-8000はその優れたデザイン(マイクや電源も含めて)と、プロ機としてのシッカリした作りでかなりの人気があったと僕は思っています。
実際にQSOをタヌキワッチしていて、PT-8000欲しいなぁ・・・・という声を何回も聞きました。
しかし、価格的もかなり高いですし、技術的な問題をクリアするためさらにコストをかけて生産すると、当然ながら価格も更に高くなり、コストパフォーマンスの点でマーケットを取れないという判断でしょう。
アマチュア無線機でISBを送信できるのはPT-8000だけでしたし、他にも特徴となる点が幾つかありましたが、いづれも他の無線機と比較してハイスペックでした。
日本の場合は、輸入代理店が付かなかったこともあって宣伝らしいことはされていませんが、あの外観はかなりインパクトがありますよね?
そして、各ユニットを同軸で結んでいくあの方法もプロ機と同じです。というか、もともとプロが普通に無線機を使っただけなので当然なのかもしれませんが・・・。
PT-8000 本当に残念です。
個人的にはPT-8000にIF DSPの技術を組み合わせると、僕の理想に近い無線機になるのかな・・・・なんて思っていたので、宝くじがあたったら数台オーダーしてみようかと思っていました(数台→メンテが心配なので予備機を含んで注文)
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