S/P DIFのフィルター
自作のマイクプリアンプ。少しずつ最終的な完成に向けて進んでいます。今回はノイズ対策。
マイクプリアンプではキットのA/Dコンバーター基板を使ってAD変換してデジタル出力しているんですが、どうやら14メガでノイズが少しでるようなんです。
外部アンテナを接続していると、外来ノイズの方が強いので気になりませんが、ダミーロードを接続すると、どういうわけかノイズが入ります。
でもってマイクプリアンプのデジタル出力ピンジャックを抜くと「ピタッ」とノイズが止まる。
犯人はマイクプリアンプです。とほほ。
ノイズの強度はSメーターが振れる(P.AMP1 ON)ようなものではないので、多分運用上は問題ないと思うのですけど・・・・。
でも、自作のマイクプリの電源ON/OFFでノイズが「ジャー」から「シー」って変わるのは・・・・・ね。
基本的にはノイズフィルターを入れればよいと考えて、AD変換の電源ラインにラインフィルターいれましたが、ダメ。
やはりデジタル出力そのものにノイズが乗っているようなので、書籍を購入して研究したりしていました。
作ろうかな・・・って思った矢先。その昔、インターフェア対策用としてBLACK BOXの3-30Mhz用の電話線用のフィルターを購入したことを思い出しました。
幸いいままで出番はありませんし、2個買ったのです。
1個をバラしてみたら・・・・
なんか、使えそうな匂いがしますねぇ・・・。
これは2線式の電話線用で、in/outともに2本です。インピーダンス的には問題がありそうですが、そこはアマチュア的に考えて「これ、0~3Mhzまでのローパスフィルターと考えて、入れればいいんとちゃう?」
ホンネは暑いのにちっちゃいコイルをまきまきしないでも済む(笑)
というわけで、2個あるから1個バラして入れてみることにしました。
インピーダンスは完全に無視です。S/P DIFは75Ωだし、電話線って600Ω(?)だったと思うので・・・・本当はマズイような気がしますけど・・・。
完成品のコイルを巻きほどくのも面倒だし、そのまま入れちゃいました。
インピーダンスの件があるので「だめかも・・・・」ということで、適当にちょん付けしただけです。
左のRCAは外部デジタル入力用のもので、まだ未配線
というわけで10分程度で作業完了。
早速14メガでノイズをワッチしてみると・・・・マイクプリのon/offで7800の受信ノイズが全く変化しません。
成功したようです。
まぁ、600:600だとして、今回は75:600ですから8倍程度だから大丈夫だったのかな?肝心の音の方なんですけど、フィルター挿入前と比較してほんの少しヌケが落ちたように感じますが、低域を少し下げてバランスが取れるレベル。
やはりS/P DIFの伝送回路には本来はパルストランスを入れるべきなんでしょうね。
写真の右側のように、一応トランスでアイソレーションしているんですけど、どうもコア材があっていないような感じで、それが今回のノイズの原因のように感じていますけど、もしかすると単純にデジタル系のノイズがS/P DIF出力に乗っているのかも知れません。
いずれにしても、ノイズはピタッと止まったので、この状態で暫く運用してみることにします。ノイズが止まって、なんかいい気分です。
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