IL712Sのテスト 回路その1
IL712Sが届きました。今イタズラする回路を考えています。仕様書にはあまり参考になりそうな回路が載っていませんので、最初は非常に単純な回路で実験した方が良いと思い、こんな回路を考えてみました。
IL712SはSOPを入手しましたので早速DIP変換基板の上に載せました。
■9月30日追記
上記回路図は出力側にDCカットのコンデンサーが抜けています。スミマセン。上記回路図のままではDCがじゃじゃ漏れで、接続した機材を損傷する可能性があります。
DCカットのコンデンサー(0.47μF程度)は75Ω抵抗とIL712SのPin7の間に入れます。修正した回路は後日の記事で紹介します。
回路という程のものではありません。左が入力回路で真ん中のIL712Sでアイソレーションして、右の出力回路に出力する・・・って感じです。
狙いとしてはDSIXもどきVer2の変種・・・ってところです。
電源ラインを47nF(0.047μF)でデカップリングしろ・・・というのは仕様書に書いてありました。
本来は10Mbps以上の高速スイッチング時のノイズ対策用とのことですが、念のために入れておきます。
+5Vはお手軽に7805を使って作ろうと思っていますが、アイソレーションするためにはVDD1とVDD2用の2電源用意する必要があります。
面倒なので1電源で簡単にしたいところですが、アイソレーションの実験になりませんので、気合を入れて2電源用意します。たぶん、電源回路の方が大変ですわ。
でも、トランス2個までは頑張れませんので実験は006P×2個の予定。
さて、こんな適当な回路で動作するでしょうか?
入力には念のためカップリングコンデンサーも考えたのですが、過去の実験で大丈夫な感触を得ましたし、こちらでも直結しているので省略しました。
できればこの週末にテストしてみたいと思っています。
今回入手したIL712Sは高速仕様で150Mbpsですが、Sが付いていない普通のIL712は110Mbpsです。
オーディオメーカーであるMarantzの製品でSA-7S1という型番のスーパーオーディオ CD / CD プレーヤーがあります。
お値段はIC-7700程度なんですが、このSA-7S1にIL7シリーズの多回路品が使われています。でも残念ながら高速仕様のSではないようです
もちろん、マランツさんはデジタル部とDAC以降の回路(アナログ回路がメイン)を切り放す・・という本来の使い方ですので、今回のイタズラとは全く次元がちがう使い方なんですが・・・・・110Mbps。
まぁ150Mbpsなんて完全にオーバースペックなんですけどね。
でも、なんとなく嬉しいのです。
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