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2008年9月24日 (水曜日)

自作マイクプリのS/N 誘導ハムでした

自作マイクプリのハムノイズ、気になることがあったので再度測定してみました。
マイクプリのゲインを最大にして測定しています。70db程度はゲインが取れている設計です。
B637_sn_080924
電源ハムも120Hz付近のノイズも消えました。
マイクプリの近くにトランス式の電源があって、そのトランスの誘導だったようです。電源とマイクプリを離しました。マイクプリには高感度なベイヤーのマイクトランスが入っていますからね。
あ~良かった。

ついでですのでマイクプリのゲインを最小にして再度測定してみました。マイクトランスでゲインを稼いでいますし、バランスラインドライバーでも+6dbありますので、合計で最低でもゲインは35db程度になっていると推測しています。
B637_sn0809241
因みにFocusriteのVMPで同じように測定すると-115db辺りでフラットな特性になっています。

VMPはコンデンサーマイクを考慮しているのかトータルゲインは低めです。ですから僕のマイクプリでゲインを絞った状態とVMPの最大ゲインは同じような感じです。
それにしてもVMP、サスガです。

今回はスィープさせて測定しているわけではありませんが、ノイズの分布から推測されるこのマイクプリの周波数特性は・・・・よくないですねぇ
見事なカマボコ型です。下は200hz付近から、上は2khz付近から垂れているようです。

下は初段のマイクアンプのカップリングコンデンサーの容量が不足しているようです。0.47+0.47の合成で0.94uFなんですが、やはり4uF程度は必要なようです。
上はゲインを可変した時の変化(OPA637のアンプ部でゲイン可変している)が大きいので、OPA637の後に入っているカップリングコンデンサーの容量が大きすぎるようです。

う~む。

設計では両方とも問題ないハズなんですけど・・・・。どっかで計算間違えているかな?
高域の垂れについてはOPA637が盛大にオフセット電圧出しているとは思えないから、取っ払ってみる・・・というテはありますね。

まぁ、デジタル部分が落ち着いてから考えましょう。それに特性がヘンテコでも、自分の耳で聴いて感じが良ければ結果オーライですしね。

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