IEEE802.11b/gのチャンネルプラン
無線LANのチャンネルって全部で14チャンネルあるので、どこでも使える・・・・って思っていましたが、調べてみると使えないことはないけど、チャンネルが近いと干渉してしまうのですね。
802.11b/gではチャンネルセパレーションに対して帯域幅が広くて隣のチャンネルの電波がかぶってしまうのです。
5Mhzセパレーションのところに22Mhz幅の電波ですからねぇ・・・・。隣のチャンネルはカブルなんてもんじゃありませんよ。モロQRMMです。こんなことになっているとは知りませんでした。
つまりカブリが無いようにするには1,6,11とか5チャンネルづつ間隔を開けないとだめなんです。
僕のところではどこかの無線LANが7チャンネルにドデンと居すわっています。
信号強度もかなり強いため、隣のビルの窓際などにアクセスポイントを設置しているんでしょうね。するとこの7チャンネルと干渉しないためには、僕のアクセスポイントは1,2,12,13チャンネルしか選択肢がありません。
幸い1,2,12,13チャンネルともにクリアなので12チャンネルにしました。先日、米国チャンネルプランのHPのノートPCのために止むなく11チャンネルに設定した状態では7チャンネルのQRMが多少あったはず。
12チャンネルなら7チャンネルからのQRMもなくてベストな条件になります。
12チャンネルに設定してから毎日スピードテストを繰り返していますが、たしかに11チャンネルの時よりも早くなっています。
11チャンネルの時は20Mbps程度が最高速度でしたが、12チャンネルにしてからは最高で22.5Mbpsになりました。
約10%のスピードアップ。
その後数日間、毎日時間を変えてスピードテストしていますが、12チャンネルではそれなりに安定して22.5Mbpsが出ますので、11チャンネルでは7チャンネルからのQRMによってスピードが落ちていたのはたぶん間違いないでしょう。
無線LANは簡単に使えますが、最高のパフォーマンスを得るにはチューニングする余地も色々とあるようです。
設定には苦労しましたが、結果的にコンスタントに22Mbps以上出るようになって・・・・まぁ、苦労した甲斐がありましたわ。
やっぱ無線と名が付くモノは設置場所でそれなりにチューニングが必要なようです。
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