無線LANのチャンネル
最近当たり前になりつつある無線LANに幾つかの規格があることは皆さんもご存知のことと思います。
一番普及しているのが802.11b。2.4Ghzを使ってスピードは20Mbps程度。
ブロードバンドの普及に伴って最近は802.11gが普及していますが、使う周波数は802.11bと同じだけどスピードは54Mbpsとかなり早い。
この二つの無線LANの国際的なチャンネルプランを調べてみたらこんなことになっていました。赤はその国では使っていないチャンネルです。
なんと珍しい。
欧米と比べて日本が一番バンドが広いではないか
アマチュア無線では、欧米と比べて狭いので、日本は狭い・・・・のが常識だと思っていたら逆だった。
これはつまり日本の802.11b/gの無線LAN装置で12/13/14チャンネルに設定すると、米国の802.11b/gの装置と通信できない・・・・ということ。
実は僕、今回のお引っ越し先として12チャンネルに無線LANのアクセスポイントを設定したのでした・・・・。
12チャンネルを選んだ理由はご存知のように低い方のチャンネルは周波数が2.4Ghzのアマチュアバンドと重なるからで、僕は2.4Ghzは使っていませんけど、やっぱりねぇ・・・・。
変調方式はスペクトラム拡散方式のようなんで、ノイズをバラ撒くような感じだと思うのですけどね。やっぱ止めとこう・・・・と思ったわけです。
アクセスポイントを12チャンネルに設定した時に接続できなかった無線LAN装置は先日購入したHPのノートPC内蔵の無線LANなんです。
デバイスマネジャーで無線LANの詳細設定をみると「場所」という項目があって、中には国の名前が並んでいます。
一番上がアメリカなのは許すとして・・・この場所の一覧に「日本」が無いのですよ。そんなわけで初期値のアメリカにしておいたのですが・・・・。
上の表をみて「場所」をアメリカにすると1-11チャンネルになるのではないか?と想像して、今度は場所を「フランス」にしました。
欧州であればどこでも同じみたいですが、なんかフランスだとお洒落じゃないですか。
早速アクセスポイントのチャンネル設定を12チャンネルにしてみると・・・・やっぱり。
HPのノートPCの無線LANではどうしても見えなかった12チャンネルに設定したアクセスポイントが「とても強い」って見えて、すぐに接続できました。
はぁ~、なんだこれが原因だったのかぁ・・・・・。
この国によるチャンネル割り当ての違いは輸入品では結構問題になっているようで、実は製品が輸入品オンリーであるアップルユーザーの間ではアップル製の無線LAN装置と国産の無線LAN装置が繋がる繋がらない・・・のTipsとして有名な話だそうです。
このチャンネルプランの国による違いは最近メキメキと頭角を表している5Ghzの無線LANについてはもっとスゴイことになっています。
アクセスするだけならばたぶん問題はないと思いますが、アクセスポイントを持っていく場合には注意が必要だと思います。
無線LANのチャンネルプランについてはこちらをご覧ください。
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