マイクプリ初段のカップリングコンデンサー交換他
交換前は以前記事で紹介したコンデンサーのブレンド作戦で0.47+04.7=0.94μFだったのですけど、低域の伸びが少し足りないので今回は2μFとしました。
20Hz辺りまでフラットな特性にするためには4μF程度必要なんでしょうけど・・・・自分の声質では50Hzまでマァマァなら大丈夫・・・かなぁ・・・・・。
それよりなにより写真を見てご理解いただけるように、赤い小悪魔(?)は実はデカイ!
2μF以上の容量では基板に乗らないのです。マサカこんな巨大なコンデンサーを基板に載せるなんて、最初は考えていませんでしたからね。
基板左側に横に寝ているベイヤーのトランスはシールドケースに入っていますが、なんせハイインピーダンスですから周囲の状況に非常に敏感。指を近づけると3cm程度で影響が出ます。
そのためにトランスが寝ている基板の裏側には銅テープをグランドとして張っているのですが、面積がトランスの直下から上側へ基板の半分程度と、チト面積が足りないような感じ。
そこで今回グランドを拡張してトランスの裏面全体に銅テープを張ってグラウンドにしました。
交換後ではトランスの手前側の基板のホールからも銅テープが張ってある様子がわかると思います。
ダイナミキャップはエージングが必要なので50時間程度エージングしてみましたが、結果は・・・・
まだまだエージング途中ですけど、ダイナミキャップらしい音になってきました。やっぱりダイナミキャップはいいですわ。この解像度は病み付きになります。
容量増加の効果で低域も以前と比べて150Hz以下が明らかに出るようになりました。
デジタル出力部での低域の改良効果もあって、低域に関してはほぼ満足できるレベルになって来た感じ。
やっぱ低感度で拾った音を技術を駆使して増幅しても、最初から高感度で拾った音を普通に使えば素直で綺麗な音になる・・・・なんて、当たり前のことを痛感したのでした。
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コメント
大魔王が囁いたり、小悪魔が実は大悪魔だったりと、まさにこの世界は魔界ですね。
投稿: JO1KVS | 2008年10月 4日 (土曜日) 18時05分
こんばんわ。
その通り。ご覧いただいている皆さんも、多分ANIも・・・・と呆れ顔なのではないかと。
でも、なかなか楽しいですよ。取っかえ引っかえしている時が一番ですね
投稿: JI1ANI 福井 | 2008年10月 4日 (土曜日) 22時04分