配線材による音の変化
製作中のマイクプリアンプですが、オーディオ系の配線は最短になるようにしています。
アンバランス出力でインピーダンスも低い場合が多いため、普通のシールド線ではなく手持ちの0.5C-2Vを配線に使っています。
回路はバランス変換後にADCのアナログ入力へバランス接続しています。バランス回路はノイズに強いこともあって、手持ちの普通の配線材を縒ってバランス配線していました。
長さは15cm程度でしょうか・・・・・。
写真の下がバランス配線に使っていた実物です。
ほぼ完成してきて、S/Nを見ているともう少しなんとかしたいなぁ・・・・と思うようになり、このバランス配線をシールド線に変えてみると、ノイズが少し減るかも・・・って思いました。
最初はベルデン8412かぁ?とか一瞬考えたのですが、長さも短いし、ベルデンは堅くて太いので取り回しで苦労しそうです。
そこで手持ちの普通の2芯シールド線(写真上段)に変更しました。交換してS/Nを計測してみましたが・・・・残念ながらS/Nは変化なし・・・。
まぁ、もともとバランス配線ですから15cm程度の配線でそんなに違いがでるわけないのです。
その夜、いつものようにローカルラグチューしていると、ローカル局から「今日はいつもより低域がでている」とのQSPが・・・・。
「ん?いつもと一緒の設定だし、特に変えたところはないですよ」と返事したものの、いつも変調モニターしていただいてる局ですし、音に敏感な耳を持っていらっしゃる方の指摘です。
そこで翌日、自分でもモニターしてみました。
ヘッドホンでモニターしてみると「あれれ?」
確かに低域が以前よりも出ています。もちろん、僅かな差ではありますが50hz以下の聴こえるというよりも感じるような部分でしょうか?
その近辺が改善されれば、当然数百hz程度まで影響があります。要するに以前よりも総じて「低域がでる」ようになっています。
カップリングコンデンサーは交換後二週間以上連続通電してエージングしましたので、こんな急な変化はしないと思います。
すると、バランス配線を写真下段の縒り線から、写真上段の普通の2芯シールド線に変更しただけ・・・・なんです。
もしかして縒り線はキツク縒り過ぎなんでしょうか?確かに「ちょっと縒り過ぎかな?」とは思っているのですけど・・・・。
コンデンサー的に考えれば、確かに下よりも上の方が容量が少ないように思えます。それよりなにより、縒り線ではグランドラインを接続していなかったのが一番問題かな・・・。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント